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良いカウンセラーか そうでないか

数年前に、「他所でカウンセラーに傷つけられた」ということで来室されるお客様の話を書きました。

→「カウンセラーに傷つけられた」(2015.11.23)

この記事は、ぽつりぽつりと地味に検索され続けているようで、今でも、その記事を読みまして・・・といって来られる方があります。

今日お話があったのは、そういう “ハッキリ” 傷つけられたケースではなくて、
辛いから頑張って通っていたし、カウンセラーも親身に話を聞いてくれる人なんだけれど、どうも元気になっていかない、これは自分の感じ方や心構えが悪いのか・・・というものでした。

お話を伺うと、そのカウンセラーさんは すごく真面目で一生懸命(未熟とか傲慢とか高圧的とか、そういうタイプではない、きっと良い人)、そしてその方(クライアント)のほうも、とっても真面目。

そんな2人の組み合わせなのですが、どうも 2人して沼にズブズブ、暗闇にズルズル、落ち込んでいき、そこから抜けられなくなっていた・・・
というように、私には感じられました。

カウンセラーには、もちろん知識、技術が必要で、トレーニングや実践の時間数・・・経験も必要ですが、

やはり、” 人としてどうなのか ” というところになるのだと思います。

どんな価値観、知恵、哲学を持っているのか、どんなふうに生きていこうとしているのか、パワー(援助者として、というより、生き物としての生命力みたいなもの)は強いか、不幸を体験して知っており、かつ、今は幸福な人か・・・、そういうことがすごく大事ですね。

いわゆるカウンセラー・ショッピングのような状態になってしまうと、良い結果は得られないことが多いですから、できれば、何度かセッションを重ねてみるといいとは思いますが、必ずしも、我慢強く通い続けることがいいとは限りません。

あるカウンセラーとのセッションを続けていくことに迷いが出てきたときは、こんな視点で そのカウンセラーを判断してみるといいと思います。

それは、
そのカウンセラーは あなたに
「自分はダメなんだなぁ」と思わせない人かどうか、
「私は これでよかったんだ」「もう少し頑張ってみたい」と思わせてくれるかどうか
ということです。

あなたが、通う度に 《希望》 を繋ぐことができ 《明るい気持ち》 になれるようなら、そのカウンセラーは あなたにとっての良いカウンセラーでしょう。
その逆なら・・・ 遠慮せず 別の人、次の縁 を求めてよいと思いますクローバー

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