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面談の目的

誰かと話していて、「この人、一生懸命話をしてるけど、私にどうしてほしいんだろう・・・」と、話の目的が分からなくて困惑したことはないでしょうか?

たとえば、最近引越してきた人が、「前に住んでいた町には、近くに良い商店街があって、〇〇や△△も豊富に扱っていたから便利だったけど、この町には、そういう商店街がないようだ。良いスーパーにも出会えていなくて不満に感じている・・・」ということを延々と話してくるとします。
あなたは、「この人の、この話の目的は何なんだろう・・・」と考え、困ってしまう・・・、そういうようなことです。

相手は、(A)良いお店を知りたくて教えてほしい のかもしれないし、(B)私に、買い物に一緒に行ってほしい のかもしれないし、(C)ただ、新生活のストレスを誰かに言いたいだけ なのかもしれません。
「情報が欲しい」のか、「してほしいことがある」のか、そうではなくて「ただ聴いて共感してほしい」のか・・・

★ ★ ★

これは、カウンセリングの場であっても同じで、「この方が面談を申し込まれた目的は何だろうか・・・」とカウンセラーは考えます。お話を伺いながらニーズを探り、ときには直接お尋ねして、面談の目的を明らかにします。

もちろん、先ずは辛すぎる現状と気持ちを表現していただければよいですし、どうしたらよいのかわからないのは当然ですし、「目的」は、セッションの中で生まれたり、申込み時とは違うものに変わっていったり・・・というものではありますが、
でも、話すだけ話したら、あとは何とかしてもらえるだろう、ということなら そうじゃなくて、どうしたい、どうなりたい、ということを、意識して臨んでいただけたら・・・と思います。

「ひたすら話を聴いてもらって、共感や同情がほしい(何か解決したいわけではない)」ということでもOKですし、「何か良い知恵を・・・」という依頼も歓迎します。また、こうなりたいから、そのために役立つワークをやってみたいので、伴走、コーチングをお願いしたい、という注文をいただいたら、全力でお応えしたいと思いますので、
どんなことでも構いませんから、これはイヤだ、こうなりたい、を持っていらっしゃってください。

 

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