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何もない部屋

ほんとだったら、そろそろ英国へ渡るはずだった娘、こんなことになり、まだ日本にいるのですが、
大学院からは入学許可をもらっているため、渡航できるときを待ちつつオンライン授業を受け始めることになったそうです。

が、居心地の良い実家のぬるま湯に浸かったままスタートさせたくない、とのことで、「渡航の日まで、実家から離れた場所に部屋を借りて、そこで勉強することにする」と報告がありました。ヌルいのが苦手な娘らしい決断です。
もともと6月に留学先へ発つことにしていたので、部屋の整理・持ち物の準備はだいぶ進めてあったのですが、そういうわけで娘は、自室の片づけと荷造りの仕上げに入りました。

それを受ける形で私も、2人の子どもが使ってきた部屋と予備室を中心に、物を動かしたり処分したりして、新たな暮らしの準備作業に取りかかっています。

一昨日は、物置と化していた予備室の クロス張替え工事 があったのですが、昨日は終日、クロスが張り替えられ床が磨かれ物が何も置かれていないその部屋の 窓とドアを開け放って、風を通していました。

夕方、窓を閉める前に、その新しくなった何もない部屋へ、愛用の椅子(←これは、透視の学校に入った10年前、瞑想の練習用にと奮発して買った、座り心地の素晴らしい椅子です。笑)を運び込み、それに座ってしばし、清涼な風が通っていくのを感じながら目を閉じていたのですが・・・

すぐに深い瞑想状態になり心が静まって、やがて幾つかの澄んだ明るいビジョンがやってきました。

20分程度の短い時間だったと思いますが、すごく良い瞑想タイムになりました。
目を開けたら、頭は冴え、心身は軽く、「ああ、やっぱり、質の高い瞑想はいいものだ」「瞑想はどこでもできるし短時間でOKとは言うけれど、部屋は大切だ」と実感した次第です。

部屋も息をしているし、物もエネルギーを発しています。
雑多で質の悪い物、お気に入りでない物、目障りな物、”生きていない” 物・・・、そういうものが占領している部屋というのは、住む人のエネルギーをさり気なくですが確実に、奪っているものです。
寝ても良い睡眠をとれないし、何かしようと思っても集中できないし、創造力も十分発揮できないでしょう。

残念ながら我が家には、綺麗になったその部屋を “全く物のないガランとした部屋” のままにしておく余裕はないのですが、せっかくの機会なので、戻す物を厳選して シンプルな良い部屋 を作り、気持ちよく籠って充電できる場所を維持しようと思います。

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