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堂々と冬ごもりを

〈いま・ここ〉に居よう、と思っても、その〈いま・ここ〉が充実していなくて辛いと、心はどうしても、過去や未来の別の場所へ、飛んでいきますよね。

昨日お話しした方も、今春お仕事を辞めてから「不本意ながら」「大嫌いな」ご実家で過ごしているのだけれど、その今の自分の状況が苦痛で、でも今はどうすることもできなくて、気がつくと心が体を抜け出している、”心ここにあらず” な時間が長い・・・とおっしゃいました。

今年は、多くの人にとって大変な年になりました。中断、中止、終了、停滞・・・、そして展望できない暮らし・人生に、希望を失ってしまったという人がたくさんいたと思います。
身体は〈いま・ここ〉にある(どこにも行かれない)んだけけど、心の方は〈いま・ここ〉を離れてあちこちへ飛んでいきがち・・・という “離れ離れな” 状態を体験している人は、心地悪く感じていることでしょう、不安にもなりますね。

でも、どうしても身体と心がズレてしまうとき、着ぐるみに本体がピタッとハマってくれないときって、どうしても、あります。
そういうときは、今は仕方がないね、としっかり割り切ることです。
何もしていない、こんなんじゃダメだ、と自分を責めがちですが、責めてはいけません。 罪悪感もエネルギーの消耗になります。
ヒマだし苦痛だからどこかへ出かけてしまう心は、ある意味健全なのです。
身体の方も身体で、その「重さ」を生かして地味にエネルギーを蓄えながら 、動き出すタイミングを図っているはずです。

そのことを信じてください。
再始動の “春” まで、堂々と冬ごもり、でいきましょう。

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