家の近くに立派な桜並木があるのですが、すっかり散ってしまった桜の木の下で、３人の小学生が落ちた花びらを集めては撒き、振り掛け合って遊んでいました。花びらまみれになってキャキャキャッと笑い合って。

そして一人の子が「今年も綺麗だったなぁ」と木を見上げて言い、別の子が「また来年だね～」と言い、もう一人の子が「桜さん、またね！また来年ね！」と木を撫でながら挨拶していました。

その様子の可愛かったこと･･･！　私までニッコリしてしまいました。

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私にとって桜は、30年前、桜の咲く直前に自死してしまった親友を想う花なのですが、会って分かれるときには何時も「またね！」「また〇〇にね！」と言った彼女が、亡くなる前、最後に会った時には、私の言った「じゃあまたね！」に「またね！」を返してくれなかったことを、亡くなった後にふと思い出して、泣いたものでした。もう会えないんだよ、”また今度” はないんだよって思ってたのか･･･、”決めていた” のか･･･と。

そういえば最近、あるお客様が、辛くなった時は私が「また会いましょうね、待ってますね」と言ったことを思い出していた、「またね！」と送り出してくれた時の笑った顔を思い出して頑張った、とおっしゃって、とても嬉しかったことがありました。

友人同士でも、還暦の近づいた私たちは（特に今は会わずにいますので）メールや電話でやりとりをしたときは、最後に必ず、力強く、「またね！」「お互い元気でいて、また会おうね！」言い合っていますね。

大事にしています、心を込めた、力強い「またね！」を。