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繋がっている、関係している、という視点を持つ

これが自分にとっての天職だ、というものに人生を賭けているような人や、自分には出来ることがこれしかないから・・・という消極的な言い方をするのであっても、とにかくひとつのことを長いこと続けている人というのがいますね。それは幸せなのだろうな、と思います。

一方、そうではなくて、何をやってもピンと来なくて辞めてしまう、とか、いつも不遇を体験して其処を去ることになり転々としている、という人もいます。
そういう人は、自分のことを、忍耐が足りない、何の能力もない、軸を持っていないからフラフラだ、というネガティブな捉え方をしてしまいがちです。

でも私が思うのは、なにも同じことを長く続けることや、人生の早いうちに定めたものにひたすら打ち込むことばかりが尊いわけではない、ということです。

迷いなく一本道を行く人は、そこにある幸せに気づいて味わえばいいと思います。
そんなふうにはいかないよ、という人、いつもいつも自分は迷ってばかり、行き詰ってばかり、引き返して途方に暮れてばかりなんだという人には、自分はそういう紆余曲折の多い人生を、じつは自分の意思で選んでいるんだ、ということを、まずは受け入れることだと思います、肯定的に。

そうして、たとえば自分は Aもやめ、Bもやめ、Cもやめてしまっている・・・ということなら、
その、AとBとCをやめた、という出来事をバラバラのものとして見るのではなくて、
”AもBもCもやめてしまうような私” と自分を捉えるのではなくて、
AとBとCは関係している、ということ、繋がっている、ということに、気づいてほしいと思います。

自分が出会ってきた あれこれ は、関係なく、繋がりなく、存在していたわけではありません。必ず関係があります、必ず繋がっています。
それに気づき、その意味が腑に落ちたなら、一本道ではなく ややこしく曲がった自分の来た道が、きっと愛おしくなるでしょう。
豊かで実りの多いものなのです、くねくね道というのは。

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