BLOG

居場所を選ぶこと

生まれ育った環境が過酷で、自分はいわゆるアダルトチルドレン(「機能不全家庭」…子どもが健やかに成長する環境として相応しくない、問題のある家庭…で育ち、生きづらさを抱えて生きている人間)なんです…という人に言いたいのは、
これからの自分の居場所次第で 人生は大きく変わっていく、ということを、もっと重んじてほしい、それを意識して行動してほしい、ということです。

自分はこういう目に遭ってきたACなので、きっともう何をしたって知れてるし、ろくな人生にはならない、などと、決めてしまわないでほしい、諦めないでほしいのです。

親が大人ではなくて、自身の問題を抱えていた、だから子どもの養育、教育どころではなかった(はず)、子どもだった私は大切に扱われなかった、いろいろと踏みにじられてきた…。
それがどんなに大変なことだったか、そのために今なおどれほど辛いのか…、それはよくわかります。
でも、これからについて、決めつけないでほしい、諦めたらもったいないです。

ACは、早くから自分の足で立とうとしましたよね。
誰からも教わらなかったのに、苦労して自分独自のやり方を編み出して、世の中と繋がろうとしてきたことでしょう。
人の顔色、場の空気に敏感なせいで、疲れてしまうことも多いと思いますが、その繊細さ、優しさは、どんな集団のなかでも(人知れず…かもしれませんが)発揮され役立っているに違いありません。
「自分はどうやっても搾取される側」「強い人に従って損してばかり」「傷ついてばかり」と感じているかもしれませんが…。

でも、そんなふうに感じている人には特に、よい人に出会うことですよ、そういう人たちと一緒に居られる場所を選ぶことですよ、と言いたいです。
それは、”たまたま” それが叶ってラッキーでした、などというのでなく、ちゃんと “目指して” くださいね、と。

よい人…というのは、自分のやることをやっていて、他人のものを奪わずにいられる人、人の領域には侵入して来ないけれど親切で温かい人、どんな人にも敬意を払うか、払えなくても上手に関われる人…、一言で言うと「おとな」な人のことです。

そんな人ばかりの集団にはなかなか巡り合えないとしても、そんな人がその集団を管理し、包み、全体の波動を高めに引き上げ保っている…そういう場所へ自分は行くのだ(そうじゃないなら そこを離れるべきなのだ)と、意識してみてください。

よい人の居る場所を選ぶ、と決めて行動してみてください。
今すぐには動けない、という人も多いでしょうが、それを大事にする、ということは忘れずにいてください。

よい人、よい居場所に恵まれれば、ACは、そこで自分を育てていけます。
これまでを労わりながら、自分の良さを認識させてもらいながら、より、なりたい自分になっていくことができます。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP