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「埋めて誤魔化して終わるところだった」

*「対面セッション休止」延長のお知らせ*
7月21日(水)より 銀座での対面セッションを休止しておりますが、新型コロナ感染症の流行状況を考慮し、引き続き「対面セッションは休止」とさせていただきます。
当面はオンライン・セッションもしくはメール相談をご利用ください。
再開を決めました際にはまたお知らせいたします。ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。
ご質問等ございましたら、お気軽にメールにてご連絡ください。

許可を頂きご紹介するお話です。

Eさん(40代女性)。2年ほど前からカウンセリングをご利用くださっています。
先日、久々に zoom でお話ししていて、こんなお話を聞かせてくださいました。
こんなことに気づいたので、聞いてほしい、と。

 

私はいつも寂しかった。
心が空疎だと感じていた。
それは痛みでもあり「怖いもの」でもあったので、できるだけ感じないようにする必要があって、だから自分はいつも、その空洞を「埋めてくれるもの」を求めていた。
様々な趣味、習い事、美味しいものとお酒、恋人、結婚相手、人から羨ましがられる暮らし・・・。
自分にはいつも、のめりこむ何かが必要で、でも、どれも十分ではなくて、「十分に自分を満たしてくれるもの」が欲しくて、子どもを持ちたいと思った。
でも、結局、授からなかった。

授からなかったからこそ気づけたのは、
「子どもは自分の心の空洞を埋めるためにやって来るわけじゃない。自分が子どもを持ったら、寂しさを埋めるために存在させるという、間違った関わりをしていたに違いない。そしてそれはおそらく失敗して、やっぱり寂しいままだったことと思う」
ということと、
「私は自分の寂しさを、何かで埋めて、誤魔化して、そして人生を終えるところだった。あぶないところだった」
ということだそう。

 

誰かで、何かで、埋めて誤魔化す・・・。
これは、つい、やってしまうことなんだと思います。
それじゃあ仕方がないんだ、と気づいて、ここから、今から、新しい気持ちで生きてみたい、と言ったEさんを、これからも応援したいと思います。

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