BLOG

人生は雨の日が多いから…

私は子どもの頃から、雨の日が苦手でした。
子どもの頃は単に、外遊びができないことや、傘をさしていてもなんとなく服がじっとりと湿って冷えるかんじが嫌でした。
大人になってからは、いわゆる気象病の弱めのやつを持っている…という事情もあるのだと分かりました。
「もうすぐ雨になる」ということを頭痛や怠さなど身体的なハッキリとした感覚で捉えてはちょっと憂鬱になったりしていました。

どこにも出掛けない日なら「雨の音はよいな」「こんな日は読書だ」などと余裕を見せることもできますが、外出の予定がある日だと、はぁ…↓↓、と下がってしまうので、気合いを入れなくてはなりませんでした。
明るい色の服を着る、とか、お気に入りの傘をさす、とか、ちょっと工夫が必要でした。
穀雨、慈雨、雨過天晴、雨奇晴好… そんな言葉や、雨を喜んでいる人や生き物のことを思い浮かべてみたりしましたが、やっぱり身体が、いやだなぁ…と言うんですね。
これを知っている友人たちには「今日は雨だから やめにしようか?」「しかし雨に弱いよね」「前世、雨がらみの災害に遭って死んだんじゃないの?」と気遣われ呆れられたものです。
さすがに長く生きていますし、エネルギーワーカーの端くれでもありますから、まぁ、最近は以前より、雨の日の自分の心身の処し方も随分と上手になりましたし、そもそも、さほど気にならなくなりましたが…。

関東地方は梅雨に入りましたが、きのう、降る雨を眺めながら思いました。

「止まぬ雨は無い」という言葉がありますよね。
私はこの言葉を、特に他者に向けては使いません。いずれ止むのだから今は我慢しろ、という意味になりかねないからです。

「人生、雨ばかり」という方もいらっしゃるでしょう。
そうなんですよね、人生は結構、”雨降りの日” ばかりです。

だから、雨が止むのを待って辛抱するのでなく、晴れる日をじっと待っているのでなく、
もう雨だってなんだって気にせず(気にしないと決めて)、ときには雨の中で踊ってしまう、雨の中で遊んでしまう、というのがいいと思います。
どれだけ、踊り方、遊び方を覚えていくか、楽しめるか…ですね、人生は。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP