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「人からどう見られるか」ばかり

何をする時も、「人からどう見えるか」「どう思われるか」ということばかりを気にしてしまう・・・という人は少なくないと思います。
Aさん(20代女性)も、いつでも人からの評価ばかりが気になってしまう、いつだって頑張っているけれど少しも楽しくない、幸せじゃない、疲れてしまった・・・、そう言いました。
人が立派だと言う有名大学を目指して受かってそこを出て、人に憧れられる仕事をして、人から褒められる服を着てメイクをして、仕事だけじゃなくてプライベートな時間だって趣味や自己研鑽で充実している・・・。
それなのにいつも、なんとなく満たされない。こんなんじゃないんだよな、と思ってイライラしたりもする。
でも、これ以上どうしたらいいのか分からない・・・と。

人は他者に映る自分を見て自分を知るし、他者から返ってくる反応で物を考えるし判断・決断の材料にさせてもらうし、人に喜ばれたり人を楽しませたり人の役に立ったりすることは尊いです。
人って “そういうふうにできている” 。
でもやはり、自分ではなく他人にばかりに気持ちを使い、何事も自分ではなく他人向き、ということになってしまっていたら、自分は満たされなくて虚ろなのは当然でしょう。

ずっと自分は我慢している、からです。
他人は騙せても自分のことは騙せない、からです。

そういう、他人を中心にしてしまう癖は、もしかしたら小さい頃からの筋金入りで、やめようと思っても なかなか難しいかもしれません。
でもやっぱり、勇気をもって、「人からどう思われるか、と考えるのはやめる」「自分の好きにする」と決めるといいと思います。

やってみるとわかります。必ずわかります。
好きにしてみると、自分が喜んで元気になったことがわかると思います。
“好きにしてみたら 失敗しちゃった” ということも時にはあるかもしれませんが、それでも、その失敗によって、元気を失ったとか虚ろだとかいうことにはならないはずです。なんだかいい気分。

そうやって何度も何度も練習して、人がどう思うかで動くのをやめて、できるだけ自分がどうしたいのかを自分に訊いて動けるようになると、これでいいんだ、こうじゃなくっちゃいけなかったんだ、とわかると思います。
デキがどうであれ、幸せを感じるはずです。

Aさんは「今も練習中」だそうですが、もう随分変わられたなぁと感じます。
これはきっと「自分を大事にできるようになってきた自分のことが好き」と思えたからだと思います。

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