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あの小さい可愛いYちゃんが・・・

姪っ子のY(26歳)が、実家(私の妹の家、我が家の近くにあります)に滞在しているというので、会いに行ってきました。Yは私の下の妹の娘で、今年2人目の子どもを産んで、2児の母になっています。

Yのことは古いブログに何度か書いていますので、昔から読んでくださっている方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、小さな頃から気に掛け応援して来た可愛い姪っ子です。

母親(私の妹)が、前夫からDVを受けて先ずは自分だけ家を出て、暮らしを整えてから二人の子どもを引き取った・・・という経緯があったりするので、Yとその兄、2人の子どもは “母親に一旦置いて行かれた” 経験をしています。
その間も妹は子どもたちと連絡は取っていましたし、私たち親族もサポートしていたのですが、とはいえ、調停で離婚を成立させて親権を得るまでの間、2人はろくに面倒をみなかった父親のところに住まわされていました。兄の方は中学生になっていましたが、妹のYはまだ小学生でした。「自分のことは自分で…」というのにも無理のある幼さで、学校のことやら家事やら、母親が一緒に住んでいないというのは、どんなに心細かったかと思います。

加えてYは、ADHDで、学校生活も家庭生活も、ADHDの人特有の大変さがありました。”普通” にできない、ちゃんとできない、迷惑をかけてしまう・・・。そのことで、学校では虐められていた時期もあったようで、そのことを後になって知った母親と私たちは、本当に胸が痛かった。申し訳なかったと思いました。
Yは、いじめがあることを知った担任の先生に「お母さんはいま大変なの。だからお母さんには絶対に言わないで」と懇願していたと言います。あぁ、子どもってほんとに親のことを想うんですよね…!

また何年も経って、Yと話をしたときに「よく学校を休むことなく毎日通ってたね。えらかったね」と言ったら、Yは、「今日は誰もしゃべってくれなかったし何もいいことがなかったなぁ…と思って学校から帰るんだけど、でも『明日はいいことあるかもしれないよね』って自分に言って励まして、それで学校に行ってたの」と言ったんですね。健気であまりに不憫で、今思い出しても泣いてしまいます。

そんな小学校生活を過ごし、母親と新しいお父さんと暮らせるようになってからも学業の方が全く振るわず、なんだったらちょっと不良娘で(苦笑)、高校でも常に「問題のある生徒」と言われ、専門学校は退学し、家を出て住まいが不特定…という時期もあり、とにかく心配させてくれたYでした。

でもあるとき、”引越し屋さんのバイトをしていたときに知り合った人” と同棲していると知らされて、自身も引越し屋さんになったんだと知らされて、驚いているうちに「結婚したよ。とっても優しい人なんだよ」と連絡が来て・・・

娘、息子、甥っ子、姪っ子・・・の中で一番年下で、いちばん危なっかしく見えていたYが、一番初めに結婚して、一番初めにママになりました。
相変わらずADHD的な大変さは、妻として、2児の母として あるようですが、とにかく立派にやっているのです。

今回会いに行ってママぶりを垣間見ましたが、ほんと、いいお母さんになったんだなぁ、と思いました。二人の子ども(2歳、0歳)の様子を見たらわかりますからね。
いろんなこと勉強してて、今どきのママだからネットの情報なんかも巧みに使ってて、ADHDゆえの不器用さやオトボケ具合も、旦那さんが上手にカバー、フォローしてくれているようで、素晴らしいな、と思いました。

いじめもあった不自由な学校生活を なんとか頑張り抜いて、ADHDであっても うんと工夫して、とにかく自分を見限らずに幸せな方を選択し続けたYちゃんの今は、とっても輝いていました。
もともと女優さんみたいに綺麗な子ですが、ますます美しくなりました。

伯母あかり、とっても嬉しかったです。

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