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「さっさと切り替えろ」

10年以上前になりますが、私はエネルギーを「視る(透視リーディング)」「動かす(ヒーリング)」ことを学ぶ学校に通っていました。
いま提供しているカウンセリングにも、そこで学んだ知識や技能は大いに生かされていますし、そこでの学びの日々を通して、気に入らなかった それまでの生活・人生を変えることができたので、時間もお金も労力も相当使いましたが、良い経験になっています。

が、そのスクールは、見えない世界のこと、スピリチュアルな内容を教える学校でしたから、志願して入学してくる人たちは、”そういうこと” に心を開いている、”そういうこと” を学ぶ意欲の強い人たちで、なんというか、なかなかの課題を持った人たちでした。「過去世は魔女」という人も多かったし、”曲者” もいたし、なかなかの闇を抱えていた人もいて・・・。

そして、先生(透視能力者、アメリカ人のお婆さんです)が私たち生徒をしっかり監督してくれてはいましたが、生徒の間を飛び交う様々なエネルギーは、互いに捌くのが大変なことも少なくありませんでした。いわゆるエネルギー・アタック、サイキック・アタックというものを受けて調子を崩す人も・・・。これは、「念」のようなものですね、「生き霊」などと呼ぶものも、これですね。

繊細なエネルギーを読み取ったり動かしたりすることにフォーカスして過ごしていたので特に、他者から飛んでくるエネルギーには敏感だったのですが、波動が落ちてくると、ろくでもない低級なエネルギーを受け取ってしまったり、おかしな存在に取り憑かれたようになったりして、先生から指摘や厳しい指導を受けたりすることにもなりました。

私も何度か、一緒に学んでいた人からの重い黒いエネルギーを受け取って調子を崩したり、人間でないもの(妖精とか化け物の類い)に寄ってこられたりして苦労したことがあったのですが、一度、先生に相談したときに言われたことが心に残っています。それは、
「グラウンディングを意識して『肉体』をしっかり保つことが出来ていないから、弱い所(首とか背面とか)に誰かのエネルギーがくっついてしまうのです」「日々、肉体をしっかり鍛えて使い切っている人たち、たとえば一流のアスリートには、霊が憑くということはありません。それらは寄り付くことができないのです」「しっかり地球に立って、自分のエネルギーフィールドを綺麗に保ちなさい」
ということでした。
「一流のアスリートには、霊が憑かない」・・・。その言葉を聞きながら私は、イチローさんや本田圭佑さんを思い浮かべたのですが・・・。

いまサッカーW杯を連日観ていますが、日本戦では、評判になっていたAbemaでの本田さんの解説 を聞きながら応援しました。
本田さんの解説、楽しかったです。的確な指摘に なるほどなぁと感心したり、素直で熱い言葉(実況席でなくベンチまたはピッチで言ってるような掛け声も・・・笑)に胸高鳴りました。率直な関西弁が心地よくて・・・。

そして、先生のあの言葉を思い出して、改めて思いました。この人みたいな人に取り憑く霊なんてないよなぁ・・・と。

本田さん、SNSでこんなことを綴っていました。

「失敗してもくよくよするな。同じ失敗しないように反省してさっさと切り替えろ。明日はくるぞ」

「さっさと切り替えろ」・・・、この「切り替える」というのが、肉体を使う、ということですね。
肉体的な動作を使わないと、考えや気持ちを切り替えることは難しいですからね。

生きていると、気持ちが落ち込む、停滞する、欝々とする・・・ということがあると思うのですが、そういう時はうまく肉体を使えていないわけですよね。頭ばっかり使って。
一流アスリートのようにはいきませんが、やっぱり肉体をしっかり使っていくことですね。そうすると〈私〉の輪郭ははっきりして、人生が力強く進んでいくんだと思います。

 

 

 

 

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