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顔に付いている墨を落としたかったら、擦るのは鏡でなく顔

「他人のことは変えられない」とか「全ては自分の中にある」とか、
そんなふうに言うのは知っているけれど、
でも・・・、
でも・・・、
と思ってしまう。
「あの人はどうして私を大切にしてくれないんだろう」
「あの人の気持ちを変えさせるためにはどうしたらいいんだろう」
それをずっと考えてしまう・・・、
そういうお話には、わかるなぁ・・・、そう思うよね・・・と思います。

でもやっぱり、「あの人」が自分を大切にしてくれないことを、なぜ?と一生懸命考えたり、「あの人」の気持ちが変わるように努力したりしても、それはきっと、本当の意味では報われることはないんだよなぁ・・・と思います。

なかなか伝わらないことではあるのですが、
「全ての物事は、自分の内面を映しているに過ぎない」
わけなので、
「見るもの、体験することを変えたいと思ったら、自分が変わるしかない」
です。
これは何度でも言いたいと思います。

たとえば、「自分は他人から大事に扱われない」という人は、例外なく自分自身が自分を大事に扱っていないか、もしくは、自分を大事扱うという課題の “修了検定” を受けているみたいな「問われ方」をしている最中です。「こういう、あなたを大事にしない人を、あなたはどう思うの?」「この人と一緒にいていいの?」「まだ執着する?」そんなふうに問われている、ということです。

自分が辛い目に遭っている、と感じる時、誰かのせい、何かのせい(自分以外の外側の事に問題がある)と思ってしまうのは無理もないのですが、やっぱり、原因は自分の中にあって、そこを見て変えていくしかありません。
これは「べき」の話ではありません。「法則」「摂理」の話です。そういうものなのです。

鏡に映る自分の顔に墨がついていたら、拭って落とすのは自分の顔に付いている墨であって、鏡を擦っても仕方がないですよね。そういうことです。

出来事や状況に心を乱されることなく、こうありたいと思う自分になるだけです。
他人を変えようとしない、コントロールしようとしないことです。放っておきましょう。

これ、信じて行動してみてください。
それが出来るようになってくると、あなたの輪郭はハッキリし、内面の深さ、豊かさを思い知ることになり、幸福度が段違いに上がり出します。保証します。

不安や寂しさに負けて、自分を曲げたり相手に媚びたりしがみついても、その先は残念、白夜の荒野です。

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