人生を、馬車に乗って進んでいくプロセス、に喩えることがあります、突然ですが。
進んでいる「馬車」を4つのパートに分けて見てみます。
まず、「馬車」の躯体そのもの。居室部分には壁、床、天井があり、ドア、窓、腰掛ける椅子がついています、そして車輪がついています。
次に「馬」。
それから「御者」。
そして「乗っている人(主人)」。
「車」は肉体、「馬」は感覚・感情、生命力、「御者」は知性、「主人」は根本的な生きる意思、を表していますが、それぞれ、どうでしょうか?
「車」に不具合や故障はなく、綺麗に手入れされていますか?
「馬」は、水や食べ物を十分に与えられ、元気でしょうか?
「御者」は正しい道を選んで上手に運転してくれていますか?
そして「主人」は、どんな景色の道を通り、途中どこに立ち寄り、どこへ行きたい、と、明確なオーダーができていますか?
《わたし》は、車と馬と御者と主人、バランスよくどれもが機能しているのがよいです。
車(肉体)ばっかり、お金と手間をかけて堅牢にしたり華美に飾ったりすることに注ぐばかりでは人生そういうレベルで終わります(それも自由ですが、それだけでは・・・)
馬(感情)に元気がなくて走る気に欠けていたり従順すぎるというのも、つまらないことにしかならないでしょう。
御者(知性)をあまりにも優遇し依存していると、いつの間にか歪を生んで狭まり偏り、心の豊かさとはかけ離れていくかも。
そして何より、主人(意思)が、行き先を注文しないでぼーっとしていたり寝こけたりしているようではだめでしょう。
あなたの人生、あなたの馬車を点検してみてください。
「御者(知性)」にばかり働かせて、肝心の「主人(どう生きていくかの意思決定をする人)」が寝ぼけた状態でいる・・・、そんな人を結構見かけます。
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