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怒りの奥にあるもの

ときどき、アンガーマネジメントについてのご相談があります。

・「怒り」を感じたとき、それを上手に収められるようになりたい、
・自分の怒りの強さが自分でも怖いときがある、相手を傷つけそうで怖い、
・社会人として「怒り」の表現なんて歓迎されないと分かっているから隠すようにするけれど、心の中のイライラムカムカは なかなか消えずストレスが溜まる…

皆さんとにかく “うまく隠したい” “無かったことにしたい” “自分の怒りの感情を持て余している” というふうです。
「怒り」は嫌われ者。

たしかに社会生活上、怒りに飲み込まれての言動には いいことがないでしょうから、うまいことコントロールすることを望むのはよく分かるので、怒りのコントロール、怒りのマネジメントについて、アドバイスさせてもらうのですが、
私はそのことと同時に、というか、それよりも、その「怒りのわけ」を自分自身で理解できているようであってほしいと思うので、そのお話をします。

怒りの奥には必ず、その人の大切なものがあるんです。
その大切なものが脅かされたり損なわれそうになったりしたはずなんです。

その大切なものが危険にさらされた!守らなきゃ!と思ったから怒った のだと思うのですね。
怒りはとかく忌み嫌われますけれど、そういうことなんだ、と解ってほしいです。

「あの怒りの奥には自分の大切な宝物があったんだな、それって何だろう・・・」と考えて、
「ああそうか、あれを侵されそうになって、反射的に強い感情を出して守ったんだな」と、理解する。

それができると、”わけのわからない強い怒り” に振り回されることも減っていくはずです。

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