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自分に声を掛ける

皆さんは「独り言」を言うほうですか?
私は、以前は独り言を言う人を面白いなと思っていた(自分はほとんど言わなかった)のですが、あるとき、「思いついて試してみたら よかった」体験をして以来、心がけて口にするようにしています。

試してみてよかった体験、というのは、あるとき自分の「入眠儀式」を点検していたときに、「一日を終えること」を言葉にしてしっかりと自分に伝えてみようと思い、やってみた、ということでした。

たとえば、ずっと気にかかっていることがあったとしても、明日やらなきゃならないことをあれこれ考えてしまうことがあったとしても、それはまた明日、今日はきっぱりヤメにする。
今日を振り返る…というのも “高速再生” してお終い。
とにかく、「今日も頑張ったよね」「いい一日だったね」「あれはまた明日検討しよう」「おやすみ!」というふうに、一日の〆を、あえて口に出して自分に伝えて眠りに就くようにしたのです。

そうしたら驚いたことに、それ以来毎晩、あっという間に(ほんの数秒で)眠りに落ちるようになり、朝の目覚めも爽やかになったんですよね。
それで、考え事や処理できない感情を頭の中でぐるぐると回してしまうことで安眠時間を減らすのって勿体ないことだなと改めて思い、さらに、起きて活動している日中も、場合によっては「ちゃんと発声して独り言を言ってみる」ことにしたのです。何かの作業に手こずったとしたら「もうちょっと頑張ってみよう!」と声に出して言うし、達成したら「えらい!お疲れ!お茶にしよう」と言う。イヤな目に遭ったら「そりゃないよね、あんまりだー」と言う・・・
そんなかんじですが、とてもよかった。ちゃんと自分自身と繋がっているかんじ。心強いかんじ。

「自分との対話」と言いますが、これ、自分に対してなのだから口に出さなくたっていいだろうと思ったらそれは間違いで、ちゃんと口に出して(発声して音にして)自分に聞かせたほうが断然いい。そう気づいたのです。
「エンプティチェア」という技法がとても有効であることは過去に何度か書いていますが、あれも、身体を動かして ”わざわざ声に出して” 自分と対話することの意味の大きさですね。

この話を先日、最近寝つきが悪いし眠りが浅いとおっしゃるお客様にしてみたら、そのお客様、さっそく試してみたとのことで、「教わった通りにしてみたら、すっと眠れたし久々の快眠を体験できて驚いた」という喜びのご報告をメールしてくださいました。よかったよかった。

わざわざ口に出さなくても〈自分〉には 自分の思っていることが当たり前に届いている…と思わずに、ちゃんと声に出して言葉で伝えるとよいですよ、という話でした。

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