孫娘3歳。赤ちゃんの時から笑顔が素晴らしい、まったく人見知りというもののない、知らない人にもニッコリして抱っこをせがむ子でした。よく我々大人は「こんなに誰にでも寄っていって抱かれちゃうんじゃあ、容易に連れていかれちゃうよね…(汗)」と心配したものです。
その孫娘を昨日、孫の住む家の近所の公園で遊ばせていたのですが、通りかかるご老人やオバちゃんたち何人にも 話しかけられました。娘によると、孫娘はその 懐っこさのせいで、その辺りではちょっとした有名人なのだそう。
きのうは、犬の散歩で通りかかったお姉さんに近づいて行って、「わんわんカワイイ」「わんわんダッコしたい」「カート、おす」「ひも(リード)、もちたい」と話しかけました。
私は、孫娘がお姉さんに屈託なく次々と要求する様子を、恐縮して謝りながら見ていたのですが、そのお姉さん、とっても優しくて、犬の触り方を教え、促してくれ、いかにも高級な犬用カートを ちょっとばばっちい手の孫娘に押させてくれ、凸凹道や坂道ではさりげなく孫を気遣い、じょうずじょうず!と褒めてくれました。
もう帰るところだったというのに、じゃあこの広場をもう一周しようか☆、と言ってくださり、ほんとに親切にしてくださったんですね。
別れ際、お姉さんが「そろそろ帰るね、またね」と言うと、孫娘、「おねえさんのおうち、いっしょに行く」と言い、私が窘めると激しく泣き、おねえさんを困惑させていました。
なんとかバイバイさせ、気を取り直して(?) 芝生の広場に戻ると、孫娘、今度はバドミントンを楽しんでいた大学生っぽいお兄さんとお姉さんに近づいていきました。
「やりたい!」「それ(ラケット)もつ!」と言って、お兄さんのラケットを受け取り(というか奪って)、
ラケットをフライパンのように持って そこにシャトルを載せ、お兄さんに、じょうずだね♪と褒められると喜んで、お姉さんのところにシャトルを届けて・・・というのを何度も繰り返して、すっかりおにいさんとおねえさんの青空デートを邪魔したわけなんですが・・・
その間、お兄さんもお姉さんも、小さい孫娘の乱入を嫌がりもせずアハハと笑って楽しんでくれながら、孫の “初バドミントン” を「じょうずだねぇ」「こうやって持ってごらん」「はい!よく見て真っすぐね!」と優しくサポートしてくれました。
申し訳ながる私にも「だいじょうぶですよ」「楽しいです」「可愛いですね」と声を掛けてくれながら・・・。
小さな、しかも人懐っこい笑顔をした超社交的な 子どもと一緒に散歩をしていると、そんなふうに優しい人たちに出会うことができます。ほんとに素敵なこと、ありがたいことです。
「まだかえんないよぉー」と言う孫娘を、なんとか説得して手をつないで歩いた帰り道、私はとても幸せな気持ちに満たされました。
世の中には優しい人がいっぱいいて、孫娘がその人たちのいろんなもの(親切心とか遊び心とか母性とか・・・)を引き出すのだなぁ・・・、子どもってやっぱりすごいなぁ尊いなぁ・・・大切にしないと。そう思いました。

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