みんなが優しい のどかな運動会

孫娘(3歳)が通う幼稚園の運動会に行ってきました。
園児が20数名ほどの小さな幼稚園。近隣には大きくて立派でピシっとした幼稚園が幾つもありますが、それらと比べたらほんとに こぢんまりしていて のどか な園です。きっと、全員が全員の名前を知っている。

娘から、縦割り保育をしていて自由にのんびり遊ばせてくれる幼稚園でいいんだよ、と聞いていましたが、ほんと、今日の運動会も、ふつうイメージする運動会とは違う、進行も のんびり、園児たちも先生方も のんびりした運動会でした。「競争!」とか「整列!」とかの要素が少なくて、みんな笑ってて楽しそうでした。
普段から、年長の子たちは小さな子の面倒をよく見ていて、小さい子たちは年長さんを慕い頼りにして過ごしているのがよくわかって、微笑ましかったし感心しました。

孫娘はといえば、予想通りでしたがダンスはしないで観客席に来ちゃうし、徒競走はまっすぐゴールしないで「まがっちゃったの♪」と悪びれず言うし、玉入れのときは自分の赤組の赤い球を白組のお兄ちゃんにプレゼントしに行っちゃうし、途中からダンゴムシ探しに行っちゃうし教室に侵入して絵本読んでるし・・・
私は笑って見てましたが、娘は終始 すみません…すみません… と皆さんに謝り、 やれやれ…の苦笑と溜め息ばっかりでした。お母さんは、そうなるよね。

孫娘のような “ちゃんとできない” “発達のゆっくりな” “ユニークな” 子は、何かみんなと同じようにすることを強いられる窮屈な環境に居ざるを得ないとしたら 幸せなことではないと思うので、
あぁこの幼稚園が孫娘を受け入れてくれて、みんなが優しくしてくれて、のんびり楽しく過ごせていてよかったなぁと、今日は改めて思いました。