少し前、お米が手に入りにくかった時期に 、毎朝毎晩白飯を食べる母親のために…と、やむを得ずネットで購入しておいたお米がありました。
それを数日前に米櫃にあけたのですが、その翌朝 炊飯しようと容器の蓋を外したら・・・、細身の芋虫が2匹動いているのが視界に入りました。
叫びそうになりましたが堪えて、スプーンで掬って外へ出したのですが、掬ったお米が糸を引いており、試しに別の数か所を掬ってみましたが、やっぱりどこも糸を引いており・・・
ま!繭?
と、もうどうにも無理で、主人を呼んで処分を頼んだ・・・ということがありました。
調べたら 蛾(ノシメマダラメイガというらしい)の幼虫で、買ったお米を冷蔵せず納戸で保管していたせいだったのでしょうが、勿体ないことをしてしまいました。
“無害なので虫だけ除いたら洗って食べればよい” とネット情報にありましたが、私には無理でした。猛烈に反省。
この話、息子と息子の嫁Mちゃんにしたのですが、聞いたらMちゃんは、ちゃんと密閉容器に入れて冷蔵していると言い、そうか…そうよね…と、また反省しました。
Mちゃん、調理師でなのですが、食べ物に対する知識と意識がとても高くて、お米に限らず、少ない予算で買ってくる食材を、上手に保管し調理しているのが話していると分かるのです。
生まれ育った長崎は、海のもの山のもの、なんでも美味しいところですし、Mちゃんのお母さんもまたお料理上手なので、もう 仕込まれ方が違う というかんじ。
私は…と言えば、「衣食住」のうち重んじているのは「①住 ②衣 ③食」の順番でした。「住まい」が大事、「食」は軽め。
でも、60歳を過ぎたあたりから、捨て活、終活を進めてきて、物を厳選して所有することや大切に使うことを より意識するようになってくると、食もやっぱり気になるようにはなってきていました。
そして昨年あたりから「お米が手に入りにくくなったこと」や「日本の食料自給率の問題」に直面したことで、自分の「食生活」について、考えてみることが増えていました。
今回の「ノシメマダラメイガ事件」、結構ショックでしたが、これを契機に さらに食べ物のことを大事に考えたいと思いました。

