「行動する前に満足しちゃう」?

「よし読むぞ!と思って買ってきた話題書が 何冊も積まれたままになっている」
「これから出会った名言を書き留めていこうと新しい手帳を買ったのに、ほんの数ページ書いたことろで終わってる」
「高額のオンラインセミナー、購入しただけで学んだ気になってしまい放置してる」

・・・そんなお話をときどきお聞きします。

これらには、ドーパミン(やる気・快感・意欲などに関わる神経伝達物質)が関わっているそうです。
脳が「さぁ、やるぞ!」と思って準備した時点で報酬を出してしまい、それで満足してしまう・・・ということのせい。
脳って、”実際に行動したこと” と “頭の中で期待しただけのこと” の区別がつかないところがあるんですね。

でもこの「はじめ ちょっとやる気出しただけで結局行動しなかった」というのを何度も繰り返すと、脳は「思っただけでよし」「動かないほうが安全でいい」というふうに覚えてしまうので、習慣にしてしまうとダメですね。

やらずに満足してしまう自分は どうしたらいいのか?というときに、ひとつ工夫できることとして、「即時報酬」ってものを考える、ということがあります。
「即時報酬」・・・、大層なことをやり遂げたずっと先に大きなご褒美を与える、というんじゃなくて、今すぐのご褒美を小まめに確実に与えるってことですね。脳にちょいちょい快感を味わわせ喜ばせる。

10分頑張ったらそのことに達成感を持つ、全部じゃなくて1つ終えたらきちんと褒める、1週間続けられたらSNSでシェアして人と繋がる、小さな称賛や激励をもらう・・・、そんな調子で。
小さく、細かく。

そういうことが習慣づくと、脳はちゃんと変わっていくはずです。
「行動するって気持ちいい」と学んでくれる。

脳の快感、大事にしましょう☆