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我が子の「失敗する」という体験の機会、体験の権利を、親が奪ってはいけないな、と思います。皆さん、「頭では理解してるんですけど なかなかそうもいかなくて・・・」とおっしゃいますし、私も自身の子育て経験から、その難しさはよく解っているのですけれど・・・
子どもが10人くらいいて誰が誰やら・・・みたいなことになってるわけじゃないですから、親御さんは、大事に大事に我が子を見守っていますよね。
目が届きすぎ、痒いところに手が届きすぎのお母さんたちは、子どもの「失敗」に 直ぐに気がついて、すかさず口や手を出してしまいますね。
それを堪えるのって、とっても大変。
私にも覚えがあります。
「それじゃあまた失敗するよ」
「こっちを選べばうまくいくんだよ」
「こういう事はこうやって越えていくものだよ。覚えておきな」
などなどなど・・・
過保護だった、過干渉だった、と反省ばかりです。
幸せは願う。応援はする。でもその内容は、その子特有の、その子が苦労して得ていくからこそ価値があるのだから、余計な口出し、手出しはしない。
そう決める、ということは大事ですね。
取り返しのつかないことなんて、たくさんあるようで実は ほとんど無いと思います。
大概は後で振り返れば 本人の肥やしになっており、それらは後々、強さや賢さとして 発揮されていくでしょう。
さらに我が子は、親の自分には辿り着けないところへ いつか行き着くのかもしれないんです。
親である自分の方が知ってる、分かってる、正しい・・・というのは、違ってるかもしれない・・・
失敗を許さない考え方と介入を受けて育ってしまった人は、失敗(自分の失敗も他人の失敗も)を許さない人になっていきますね。
また、チャレンジする人を嗤う世の中にしていってしまう気がする・・・
そんな人ばかりの世の中は、いやだなぁ・・・
私は、「失敗」に対して寛容な温かい世の中で、子どもたちが育っていくのがいいな、と思っています
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