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求められることと愛されることは違う

「自分はいつも、”母性本能をくすぐってくるタイプの男” に恋をするのですが…」という女性に時々お会いします。

つき合い始めて暫くは楽しい。
求められている自分が嬉しい。

でもやがて、自分は満たされていない、と感じ始める。
だからといって、そのことを伝えるような言動をすると、彼は必ず不機嫌になってしまう。

もう、自分の欲求を表現するのはやめよう。
彼が求めてくれることを喜んでいればそれでいいじゃないか・・・・・・

でも・・・

この寂しさはどうしたらいいんだろう・・・・・・

その人との関係が破綻すると、しばらくは独りで居ようと思うのに、
寂しさに耐えられなくなって、また別の男性との恋愛を始めてしまう。

あれ? ああ、また “母性本能をくすぐって来るタイプ” だ・・・・・・

こういう 「幼い人と、幸せじゃない恋愛ばかりを繰り返している」 「自分の恋愛はいつも辛い」という人からのご相談には、こんなことをお話しすることになります。

まず、その相手は、実年齢は40歳かもしれないけれど、中身は5歳児、と考えた方がいいでしょう。
身長180cmで逞しい体つきをしていても、知的にとても優れているとしても、仕事がよく出来て社会的な評価が高いとしても・・・です。

あなたはその人の代理母の役をやることで、自分は彼と繋がっている、と思っているかもしれないけれど、
彼が求めているのは、母親が子供に与える愛情であるし、彼はあなたから「愛されたい」のであって、「愛したい」のではない。

また、彼はあなたに「好きだ」「愛してる」と言うかもしれないけれど、
それは、成熟した大人の言う「あなたを(女性として、ひとりの人として)愛しています」とは意味が違うでしょう。

「実年齢:40歳、中身:5歳」の人は、あなたという人じゃなきゃダメ、というわけじゃないのです。

母親として自分を無条件に可愛がってくれる人が必要なだけです。
実年齢が5歳の子供は、やがて10歳、20歳・・・と成長していくけれど、「実年齢:40歳、中身:5歳」の人が大人になるのは、とても難しい。きっと、永遠に5歳児でしょう・・・

 

もしあなたが、母親役として求められるので十分だ、というのならそれでいいけれど、女性として、人として、愛されたい、と思うなら、
「求められることと、愛されることは違う」ということについて、一度じっくり考えてみることをお勧めします宝石ブルー

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