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31歳の正念場

もう5年くらい、私を「築地のお母さん」と呼び、何かあると寄ってくれる青年がいます。

その青年Kくんが、これまでに見たことのない、暗いオーラでやってきました。

「覆水盆に返らず」みたいな大変な出来事があったんですね、ほんとはそうじゃないんだけど。

真っ直ぐすぎるまじめな人だし、いきなり人生の岐路に立ってしまったことで、足がすくみ頭が真っ白になり、自分の保身で精いっぱいになってしまい、大事な人の一大事に、満足な言葉がけや振舞いが、できなかったのだなぁと思いました。

「正念場」という言葉がありますが、まさにそんな局面。

自分の性格を分析したり、これまでの間違いを省みたり、そして、自分の人生なんだよな、ということを、体と心を目いっぱい使って受け止めようとしていました。

逃げられない。腹を括るしかない。

頭の中を占めるネガティブな予測や、払っても払っても除けない重い感情は整理とリリースを手伝い、
大丈夫なんだっていうこと、その苦労の先には、必ずそんなものが吹き飛ぶような嬉しい体験が待っていることを力説しました。

自分の身に起きた出来事。
自分の気持ち。
自分の考え。

それをグルグル見続けていると、落っこちてしまう。
なんとか見つけ出して、そして強くしていくべきは「自分の意思」です。

どうしたいのか。

どう生きていきたいのか。

そしたら後の具体的な問題は、ひとつずつ丁寧にいけば、それでOKなのです。

カメラが趣味のKくんですが、
レンズもカメラも、幾つも持ってるはずでしょう? 1個じゃない。
…ということに気づいてもらうセッションでした。

ここ一番だよ、頑張れ!!

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