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誰かと別れていくときに必要なこと

恋人でも友達でも、
「一時期はとても親しい関係だった人だけど、もう、嫌いになってしまった」
「許せないことがあった」
と感じて別れる(離れる)ことにした…というとき…

そういうとき、その相手に対して「もう嫌いだ」「もう二度と考えたくない」というふうに、ピシャッとシャッターを下ろすように気持ちを閉じてお終いにする人がいます。

嫌なこと、不要になったもののことはもう忘れて 先へ進むんだ、別の誰かと出会うんだ、ということで…。

でも、そういうやり方をする人を継続して見ていると、結局その後も、同じような思いをすることになります、
「今度は全く違う出会いをして楽しく過ごす」と意気込んだはずなのに…。

…それは、こういうふうに考えられるといいと思うんですね。

その人は別離の原因を「だって、相手の△△なところが悪い」「××なところが嫌いになった。受け入れられなかった」ということにしか思えなかったわけですが、
ほんとは、相手の中に見ていた自分の良くなかった部分 
「ああ私には、こういうところがあったんだな…」
と気づければよかった。

そう、好きになるのも嫌いになるのも同じことですが、
私たちは自分の中にあるものを相手の中に見て、好きになったり嫌いになったりするんです。

そのことを否定せずに(…あんなイヤなところは私には無い!と言いたいかもしれませんが…)受容できてこそ、ひとつ前進や拡大ができ、その証しを見るように、今までにない出会いや人間関係の始まりがもたらされるのだと思います。

別離のときには、憎悪も被害者意識も罪悪感も要らなくて、
必要なのは、とにかく、自己受容。

これを覚えておくとよいと思います。

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