「不安」というのはモヤモヤと漠然としたものです。
まだ訪れていない未来のことなんだから、よく見えない、捉えようがない、だから消せない・・・と思うこともあるでしょう。
でも、人は全くの「未知」を怖がることはできません。
”知っている” からこそ、「怖い」「不安だ」と思うのです。
不安に感じている内容は、まだ起っていない未来のこと(知らないこと)だ、と思っているかもしれませんが、
じつはそのことは、過去に似た体験をしていて知っているはずなんです。
怖かった、恥ずかしかった、すごく嫌だった・・・
過去のその時の、十分に癒されていない傷つきが、何か似た出来事、状況に遭遇したことで想起され、それが もわもわもわーっと重苦しいスモークのように心に充満してしまっている・・・
そういうことというのはよくあります。
得も言われぬ不安に襲われてしまって苦しい・・・というときは、未来に意識を向けてあれこれ考えるより、過去の体験を探ってみて、ケアの足りない未完の感情が見つかったら、その手当てに注ぐと不安解消に効果がある、ということがあります。
過去を癒すと未来にかかっていた靄が晴れるんですね。
もちろん、こういう手もあります。
これからこんなことになるんだろう??と、不安に思うことについて、あえてリアルなシナリオを何パターンも作り、最悪のシナリオのときに どう行動するかまで考えて決め、さらにそのときどんな気持ちになるかっていうことまでシミュレーションしてみる。
そして、「よし!もう考えるだけ考えた!ドンと来い!」と言って、あとは実際にコトが起きるまで忘れる!
これでいける人はこれで☆
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