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町医者の鑑

昨日は、年に一度の胃カメラの日でした。
全身麻酔下で検査が出来る病院ということで探して行ってみたこのクリニックは、院長先生の腕もお人柄も素晴らしく、自宅からも仕事場からも遠いところにあるので「かかりつけ医」にはできませんが、消化器に限らず内科の話ならなんでも、何かあったら先生のところへ行けばいいや、と思って頼りにしている病院で、もう15年ほど年イチながらお世話になっています。

よく勉強して来られ経験豊富なことが滲み出ている先生なのですが、診察室へ入ったときの御挨拶に始まり、色つやの良い、いかにも健康そのものの福々しい笑顔と雰囲気でよく話を聴いてくださりお話して下さるところ、お見立てが的確であるところ、専門外のことについては、すぐに素晴らしい先生を紹介して送ってくださることなど、本当に町医者の鑑!という先生です。
実際私は、ピロリ菌の除菌も、胆石も、それから甲状腺の疾患も、全てその先生かその先生の紹介してくれた先生に、診てもらい治していただきました(名医が紹介してくれるドクターはまた名医なのでした)。

今日改めて思ったのは、先生のお考えや姿勢、温かさというものが、クリニックのスタッフ全員、クリニックの設備やしくみの隅々にまで行き届いている、良い病院だなぁということでした。
この間、母に付き添って行ったクリニックで終始イライラさせられうんざりさせられたので、その違いを鮮明に感じ取りました。やっぱり、組織って、トップが大切だな、と。

病院でも、お店屋さんでも、信頼して通えるところ、大切にしたいご縁だと思えるところがある、というのは、幸せなことだと思います。

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