「後悔しない」ことを信条に生きている人というのもいて、それはそれで潔くて前向きでいいと思います。
でも、「後悔する」というのもいいものだ、と思います。
「振り返れば後悔ばっかりです」「この暗い性格を直したい」と言う人がいたのですが、私には、その方がこれまで、どれくらい自分の人生を真剣に生きているかが、ひしひしと伝わって来ました。成長していく力をたくさん持っている、楽しみな人にしか見えませんでした。
ちゃんと「後悔」して、悔しがったり悲しんだり落ち込んだりするっていう行動のなかには、次を生み出す小さい〈種〉を見出すことができます。
後悔する時間は、次の動きにとって必要な、休息、調整、充電、独り作戦会議の、大切な時間でもあるでしょう。
「後悔なんてしたってしょうがないでしょ?」なんて言ってくる人の話に、ヨロヨロ、しょんぼりすることないです。
失敗、挫折、後悔・・・、それをなんとなく誤魔化して軽く済んだことにして早足で立ち去ってしまうことをせずに(そういう人は多いですけど・・・)、
ちゃんと立ち止まって、うんと味わって、そこからまた始めようとする自分のことを、「私は本格派なんだよね」「いいぞ」って、認めてあげてほしい、信じて応援してあげてほしいと思います。
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