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「絶対に許せない」

「絶対に許せない人がいる」という方がいました。
もう、地球の外へ去っていってほしい、うんと酷い目に遭ったあげく滅びてほしい、というレベルの怒りなのだそう。

こういう怒りを長らく抱えているために、どれほどのエネルギーを使っているのだろうか・・・と思いました。
「怒り」のなかでも、浅い短いルートしか通らずにオモテへ放出されていくものはよいのですが、それを感じた時にストレートに表現できなかったもの、古くなってしまったもの・・・というのは、タチが悪いものです。

重く、粘度の高いエネルギー(オーラで言うと「澄んだ赤」ではなく「濁って黒っぽい赤」)をしているのですが、そう聞いただけでも「身体に悪そう・・・」ですね。

そういうものを抱え持っていると、常にそのことを考えているわけでなくても、その人のコンディション、在り様に表れます。
“何かよくないもの” が、その人の「容れ物」から溢れ出てきかねない、その人の「容れ物」は何かの拍子に内側から破壊されそう、という、なんともいえない不穏なものって、多くの人が感じ取ると思います。
たまにいますよね、「何か腹に持ってるようだ」「どことなく怖い」と感じさせる人。

いつも言いますが、生まれてしまった感情を、なかったことにはできません、感じ切ってあげるしかありません。
そうはいっても、拗らせて重くしてしまった感情は、解放の仕方が難しいので、できることなら心の専門家のサポートを受けながら、少しずつ安全にやっていってほしいと思います。

怒りを拗らせて「怨念」にしてしまうと大変です。
そして、「おのれ!許すものか!」となってしまって久しいとしたら、きっと放置してしまっているはずの「傷ついている自分の心」の方を、ちゃんと見てあげてほしいです。
たとえば、道端を自分の子どもと二人で歩いていたら、知らない人間が我が子に危害を加えて去っていった、とします。
そのとき、その加害者を追いかけて行って捕まえて懲らしめてやろうと思うのはわかりますが、遠くまで追いけけて行って 仕返しをしようとしている間、傷つけられた子どもが一人っきりになってしまう・・・。痛いのに、怖いのに・・・。
そういうことです。

自分のために、ちゃんと泣いてあげてほしい、と思います。

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