BLOG

親は子どもの心に穴ぼこを作る

私は親(毒親)のせいで、こんな目に遭いました、人生を台無しにされました、というご相談がときどきあります。
一方で、うちの親は子ども思いの良い親でした、細やかに世話をし教育熱心で・・・、とか、とても苦労して育ててくれたのです、というお話もまた、同じくらいあります(これは、「それなのに自分はどうしてこれほど生きづらいのでしょう・・・」というお話です)。

それぞれの方、それぞれのケースに応じた話をさせていただくのですが、「親」というのは、たとえ「優しい親」でも「大好きな親」でも、あなたの心に必ず、〈穴〉を開けたり、〈傷〉をつけたりしているものです。

穴、傷の形や大きさ、深さは様々ですし、必ずしも悪いものではありませんが、いずれにしても親は、心に穴を開ける、傷をつける。

このことを、災難や損害のように捉えて “被害者” としての物語に仕立てたきりにするのは勿体なくて、その穴ぼこや痛む傷が、自分が生まれてくるときに取り組んでみようと予定したはずの(そして忘れてしまっているかもしれない)【課題】に触れているということに、気づいていかれるとよいと、私は思っています。

親からされたことやしてもらえなかったことが穴ぼこを作り、傷となり、進もうとするときの障害になっていたりするからこそ、自分は自分のお題に向き合わざるを得ないということ、そして、向き合って取り組むからこそ克服して進化・成長していくことができる・・・ということです。

このことは、受け入れられるのと受け入れられないのとで、大きく違います。

あなたはご両親から、心にどんな傷を “付けてもらった” でしょうか・・・?

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP