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名作絵本に再会する

今回いただいたお休みの最後の二日は、長崎市内にいました。
主に、大浦天主堂やグラバー園のある南山手の丘をぶらぶらと散策していたのですが、「祈りの丘絵本美術館」という施設に、ふらっと入ってみました。

洋館の一軒家になっているこの美術館には、1万冊以上という絵本や子どもの本が並んでいて、本好き、絵本好きの私はワクワクしましたが、私が2人の子どもに読み聞かせた本や私自身が子どもだった頃(半世紀前ですね・・・)に読んだ本もたくさんあって、手に取ると懐かしくて、きゅんとなりました。
「ぐりとぐら」のシリーズ、「だるまちゃん」「こんとあき」「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」「スイミー」など、子どもらに何遍読まされたかわからない絵本や、私自身が読んではこっそり泣いていた「ごんぎつね」や「泣いた赤おに」「スーホの白い馬」、グリムやアンデルセンの童話など・・・。

3階建ての3階へ上がると読書スペースがあって、誰も居なかったので椅子に掛け、棚から何冊かの絵本を選んで手に取って、結局随分な時間、そこで過ごしました。
絵本の世界へ入り込む・・・という、なんとも贅沢な時間を持つことができまて嬉しかったです。

数日前、日本の子どもの読解力の低下について報道されているのを目にしましたが、「日本の大学生の半数は、1年に1冊も、テキストなど大学で使う本以外の本は読まない」とかいう調査結果も紹介されていて、ちょっとショックを受けたんですよね。えええ? ほんとに? ほんとに年に1冊も読まないの?と・・・。
欲しい情報はサッと検索して得る、やり取りする言葉は略語の多い単文、役に立たないファンタジーの世界には近づかない・・・という感じなのでしょうか・・・

今どき、子どもへのクリスマスプレゼントに絵本・・・なんて、あんまり無いのかしらとも思いますが、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、出来るだけ子どもと一緒に絵本の世界を楽しんでほしい、読書の楽しさを教えてあげてほしいなぁ・・・

今回絵本美術館で長い間読み継がれている絵本や童話の数々を手に取って、子ども時代に名作に出会うことは幸せなことだ、人生の「糧」になっているものだ、と改めて実感して、そんなことを思いました。

みなさんにも、大好きだった絵本、糧になっている大切な一冊が、あるでしょうか・・・☆

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