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あるVIP患者の話を娘から聞いて

看護師の娘はときどき、勤め先の病院へ来る患者さんの、興味深いエピソードを聞かせてくれます。
特殊で高度な技術を持ったドクターのいる病院なので、その先生のオペを受けようと国内外さまざまな所からの来院があるそうなのですが、
先日、ある “超VIP” の患者のオペがある、という通達があり、カルテを確認するとその人のお名前には「 V のマークが複数個ついていた」のだそうです。
VIPにもランクがあるんですね、VIP度が上がると、カルテにつくマークも V、VV、VVV・・・と増えるんだそうですが、その患者さんの「V」マークは1個じゃなかった、それは滅多にないことなので「知らないお名前だけど誰なんだろう・・・」となったそうで・・・。

そのVIP患者は、ある宗教家だったそうなのですが、その人の既往歴や、血液検査から判った現在の状態は、”およそ著名な宗教指導者の それ とは思えない” 不摂生の透けて見えるもので、そもそも身なり、振舞い、態度に、品格というものがまるで感じられず、この人は日ごろ、何を考えどんな暮らしをしているんだろう・・・、もっと有り難い感じのする、後光がさしてるような人が来るのかと思ったののに・・・、と すごくがっかりしたのだそう。

それで思い出したのが、以前通った透視スクールで一緒に学んだ一部の生徒・・・、「(透視やヒーリングの技術の高い自分は)特別だ」「悟りを得ている」「愛の存在だ」などと勘違いをしていた人たちです。
確かにエネルギーを細かく視たりエネルギーを動かしたりすることについては凄い人たちでしたが、いわゆる下位のチャクラの問題・・・、地球人として動物として、自分という存在に安心しているか、とか、物質をしっかり見て使いこなしているか、とか、自分の欲求や感情的なものにしっかり対峙しリリースできているか、とか、そういう部分については本当に まだまだ で、そこを “すっ飛ばしてしまっている” 人たちなのでした。

久々にスクールで会った時に「あら郷家さんだったんだ。エネルギーが変わっちゃったから誰か気づかなかった」と言った人がいましたが、「気づこうよ・・・。肉体も見ようよ」と思いました。
「人類の幸せ」「地球の平和」と立派な話ばかりする人もいましたが、あなたの家族や友人とのトラブルは? 踏みつけて痛めつけている周囲の人たちはどうするの? えっ、なかったことにするんだ!と 驚きました。

これは ”精神世界の人 あるある” かな・・・。

下位(第1、第2、第3)のチャクラが司っているところの問題(生身の人間らしい問題、動物的存在としての問題)、そこに受けているはずの「傷」・・・、それにしっかり向き合って癒すこと、満たされることをせずに、力をつけた気になったり意識を高めた気になっても、それはズルだし、本物ではないんですよね、そういう勘違いも成長のプロセスといえばプロセスなのですが・・・。

精神的、霊的に成長したい、進化したい、というとき、つい、上位のチャクラ(透視とか直感とか霊性とか・・・)を開こうと思いがちですが、まずはベースの方のチャクラが健康に機能していることを見ていかなくてはならないし、そこを十分に “めんどくさい地球で” 体験しなければなりません。
下部にある3つのチャクラにまつわる傷を癒すことができて初めて、第4チャクラ(ハートチャクラ)の「愛」のテーマが本格的に始まり、活性化し、拡大していきます。

胸の真ん中にあるハートチャクラは、下部3つ(動物的存在としてのテーマを司っている)と上部3つのチャクラ(精神的・霊的な存在としてのテーマを司る)のあいだに位置し、両方をつなぎ統合し調和させる「愛」のチャクラですが、下位のチャクラのテーマを蔑ろにしたまま、いきなり慈愛だ悟りだというわけにはいかないはずです。

「V」マークが何個もつく宗教家(日頃、慈愛や悟りについて説いている偉い人)が、肉体を管理できておらず、俗っぽい欲深さを滲ませ、振舞いが幼稚だった、私は見えないけどたぶんオーラ濁ってた・・・という娘の話に、
下位のチャクラの課題を大事に扱わないと精神的・霊的に成長していくことはできないのだなぁ・・・ということを改めて思ったお話でした。

カルテにつけるマークの話ですが、娘によると「お母さんが患者だったらカルテには「N」って書かれるかもね」だそうです。
「N」・・・ 神経質 nervous の N です。私みたいなのは めんどくさがられるんでしょうね、気をつけます。

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