カウンセリングをしていると、お客様が「いつも誰かに見張られている感じで休まらない」「誰かが、やることなすことにケチをつけてくる気がする」「ああしろ、こうしろ、早くしろ、完璧にやれ、と命令されている感じがして、のびのびやれない」ということをおっしゃることがあります。
その “誰か” は、探ってみると大抵 お父さん、お母さん。
それに気づいて、ええ?そうなのか?と驚いたりショックを受けたりされます。
自分はもう大人なのに・・・、離れて暮らしているのに・・・、あるいは、両親はもう他界しているのに、なぜだろう・・・。
今も、度々(あるいは常に)心の中で「内なる親」からの監視を受けていて命令されている・・・ということに気づくのはとっても大事です。
その思い、その行動は、自分のものなんでしょうか・・・
それとも、親から昔々言って聞かされ続けたことを後生大事に再生し続けているものに、”つい癖で” 従っているんでしょうか・・・
よく視てみてください。
もし、私以外の誰かが 私の生活、私の人生に介入してきて 私を動かす力を発揮しているとしたら、その誰かには、出て行っていただかなくてはなりません。
この課題をクリアしていない人は、成人したての若い人だけでなく、40歳、50歳、還暦過ぎている人の中にもたくさんいるものです。
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