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今年の就活生

■休暇のお知らせ■
8月28日(金)~9月3日(木)の1週間、休暇をいただきます。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
メールのご連絡(ご予約、お問合せ)にはお返事差し上げます。

内定がもらえなくて途方に暮れている・・・、鬱っぽい・・・という学生さんからのご相談は毎年いただきますが、特に今年は大変ですね。
この厳しい状況のなかでも無事に就職先を決める友人もいるのに私ときたら・・・という焦り、もうどこにも行き先はないのではないかという不安・・・、何社受けても不採用と言われる気持ちを想像すると、(ほんとは縁がなかったという話なのですが)「もう自分には価値がないのではないか」と思うようになっていく、というお話も理解できます。
そんなふうに感じながら、なんとか就職先を見つけねば、と動き続けるのはきついでしょう。今年はほんとに特別な状況ですし。

日本の大学生の “絵に描いたような就活の成功” のイメージ・・・、それから離れられない、それしかないと思い込んでいる人にはなかなか伝わりませんが、でもそれって「それもいいけど、そうでなくたっていいんだよ」と言えることなんですよね、社会人になって久しい人なら分かることですが。

「なんでこんな(望んでいない)会社に応募して内定もらってしまったんだろう・・・。どうかしてました、血迷いました」と言った方もありましたが、就活している大学生のお話を聴いていると、一度ちゃんと落ち着いて根本の所を整理しないといけないね、ということもあります。
「もうどこでもいい」なんて、そんなの違うし、どこの会社へ入るかより、未熟ながらもどんな仕事をしてお金を頂くか、です。
どんな事業をしている会社でもよくて、自分が何をする係なのかも、なんでもいい・・・なんて、そんなこと言わないで~!と思います。

まだ自分の意思というものがハッキリしない、ということなら、せめてその会社が滲ませているはずの「気」が自分に合うのかどうかを感じ取ってほしい、とも思います。
もちろん入ってみないとわからない、ということもありますが、合う・合わないの部分って(私のところに相談されるような人なら)みなさん実は感じ取っているはずですから。

早くにビシッと志望した会社に決まって就職する人・・・、それは素晴らしいけれど、そういう人は違うところに苦労をするようになっているのだと思います。
学生から社会人になるところで苦労している人は、やっぱりそこに、後でわかる意味があるわけなので、できればしっかり取り組んでみるのがいいと思います。なんでもいいから決めたいんです!と考えるのはやめて。

人生、長いし、今はお父さんお母さんの時代と違って転職する人も多い。人生おしまいだ、なんてこと絶対ないです。
育児をした人なら分かりますが、子どもが何か月で歩いたとか2語文を話したとかオムツがとれたとか、後で振り返ったらそんなのどうだっていいのに、その時はなかなか深刻に悩んだりします。そんなかんじです。
初めに勤めた会社がどこだったとか、正社員だったか違ったかとか、そんなの大したことではないです。
大学の就職課とか、ご両親とか、いろいろ言うかもしれませんが、それはその人の都合や好みで言ってるのですから、言わせておいたらいいです。

どうか、自分のことを安売りしようとしたり、責めたり、見放したり、しないでください。自分のこと、信じていてください。
自分の良さってどんな場でどんなことするときに発揮されるんだろう・・・、これについては、今も考えてほしいし、社会に出てからも新しく知ることがたくさんあるんだということを知ってほしいです。
働くことを通して知らなかった自分に出会うこと、そして、自分らしくお役に立てることがどれくらい嬉しいものなのかってこと、そのことでまた何か新しいことを思いついて自分が拡大していくことがどれくらい幸せなことなのかってこと・・・、そういうことを知る体験にこそ意義があるわけです、そこを忘れず、楽しみにしていてほしいと思います。

後になったら「ああ、あのコロナ元年の・・・!」「大変な年だったね」って言われます。大丈夫です。
でもやっぱり辛いですという人は、どうぞご連絡ください。
改めて “現在地” を確認して、具体的な作戦を立てましょう☆

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