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つらいときに心に浮かぶ人

1週間の休暇をいただき、ひとり、良い時間を過ごしました。
心身がかなりスッキリしました。フル充電の状態です。
今日からまた活動してまいりますので、どうぞご利用ください。

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休み中、懐かしいお客様から、数年ぶりのメールをいただきました。
私がカウンセリングルームでお会いするのは、何か問題やお悩みを抱えた しんどい状態の方が多いわけですが、数回またはある一定の期間お会いしても、何年も経った「その後」のことを知らせていただくことはそんなにありません。

その方のことは、ときどき思い出していました。
大変な半生を送って来られた方で、掘れば掘るほど重いものと対面するような、そんなセッションになったのですが、海外へ行かれたタイミングでセッションの継続はなくなり、一度元気にされている旨を知らせていただきましたが、なぜかずっと気にかかって時々思い出していたお客様でした。

「お久しぶりです」と始まる今回のメールの内容は、もう開封する前から “予感” で緊張を覚えたほどでしたが、それは的中していました。お元気ではありませんでした。

その方が、何年も前に「誰にも話したことのない、恥ずかしい話、重すぎる話」だと言って告白してくれた大事なお話・・・、それがまだまだその方の体や心を、重く支配していることを思い知りました。

今はきっとお会いできないその方に、私は出来る限りのメッセージを送りました。
何もできず毎日蹲っているだけだけど郷家さんを思い出してメールしてみようと思った、またこんな有り様に陥ってしまい情けない、と謝るその方に、
情けないなんてことは決してなくて、メールを出してみる、という行動をしたご自分は偉い、すごい、と思ってほしい、ということ、
そして、今は望んでいる状態とはかけ離れているから、一刻も早くそこから脱出しようと藻掻いてしまうのは解るけれど、そうなっていることの意味が、弱々しく点滅する光みたいに訴えてきているはずだから、それはやっぱり無視して置いていくわけにはいかなくて、それを手に取って見てあげて、手放すなり身につけるなりしてほしい、ということ、
「暗いトンネル」に入ってしまったように感じたときは、トンネルを抜けた先へ思いは飛んでしまいがちだけれど、今いる場所での一歩一歩のプロセスこそ、あとで宝になっているはずで尊いんだ、ということ、
でも、周りに話せる人が居なくて独りはしんどいということなら、私のようなサポーターを使うといい、唯一私のことを思い出せたというならそれは合っている、私は連絡をもらってとても嬉しい、喜んで力になろうと思う、ということを伝えました。

つらいときに心に浮かぶ人・・・、その人を求めている自分の感覚を、信じて大事にしてほしいと思います。
人を頼ることを好まない・・・、それは立派でよいことですが、”頼れない” “甘えられない” ことそのものに問題を解く重要な鍵があったりするものです。頼りたいとき、甘えたいとき、それが出来るなら、そうしたらいいんです。断然、それがいいんです。

皆さんには、つらいときに浮かぶ顔、ありますか?
私にはあります。まいったときに限って思い出す何人かの顔が・・・。

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