先月、通っている美容院で、こんなことがありました。
その ひと月前に行った時、シャンプー台に誘導してくれシャンプーを担当してくれたのが、この春入社したという、胸に若葉マークのバッジをつけた、初めて見る女の子だったんです。
初々しく挨拶してくれましたが、(ん? 大丈夫かなーー?)と不安に感じたのが的中・・・、もう少し上手になってから客のシャンプーするべきかも・・・と感じるデキでした。
で、先月。またしてもシャンプーを担当させてもらいますと言ってやってきたのがその女の子で、正直(あ~、またアナタか・・・)と思ってしまったのですが、始めてもらったら、なんということでしょう…!(笑)、前回とは別人のようにスムーズに上手に出来るようになっていたのです。
随分練習したんだろうなぁと思った私、髪を切る席に戻ったところで、その新人さんに「ひと月ですごく上達したね。丁寧でリズミカルで心地よかったです」と言ったら、その子、(マスクしてるので目元しか見えませんが)これ以上ないというくらいの笑顔で喜んで「ありがとうございます!もっともっと練習します!」って。
そこへ、担当者(店長)がやってきたので「○○さん、ひと月ですごく上手になったよね!驚いちゃった」と、その子がまだ居るところで大いに褒めたんです。
そしたら店長も、「この子は新人のなかでも誰よりも根性あって誰よりも練習してるんです。もう帰れって言うのに長い時間やってる」と褒めて・・・。
そして数日前、再びお店へ行って席に通された時、床のお掃除中だったその子がやってきました。
「先月、シャンプーを褒めてくださってありがとうございます。初めて褒めていただいて、それ、すごく励みになって、もっともっと上手になりたい、早く一人前になりたいと思って、毎日頑張ってます」
と言いました。
よかった。私は頑張る若人を応援したいので、いいねと思ったらじゃんじゃん褒めることにしています。
今回も、一生懸命励んでプロになろうとしてる20歳を元気にできたみたいで嬉しい。
彼女、宮城から出てきたのだそう。小学生だったあの日、津波を高台で見た、という体験をしているそうです。
そうかだったのか…、なんか覚悟の強い子だなと思った、頑張れー!と思いました。
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