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退職代行サービス

友人が、ショックなことがあった、と連絡してきて聞かされた話なのですが、
その友人(50代)が勤める会社で、新卒で入ってきたときにマンツーマンの研修を受け持ったところからの縁で1年余り “可愛がって育ててきたつもり” の社員(入社2年目の22歳)が、いきなり、会社に対して退職を希望する旨伝えてきた、しかも「代理人」を通して…、と。

入社してきた昨春からコロナ禍で、それ以前の年の新人に対して行う研修や親睦を深めるような働きかけは難しかったとはいえ、友人はとても気を遣い思いやって育ててきたつもりだったそうで、私も何度か、その新人さんが “今どきの若い子には珍しいレベルの” 礼儀正しさとコミュニケーション能力の高さを持っているし、すごく勉強熱心なので とても期待してる、という話を聞いていました。
ほんとにいい子が入ってきてくれて嬉しい、大事に育てたい、と言っていたので、その子が、いきなり「退職」、しかも「退職代行サービス」を使って…!?というのには驚きました。友人はほんとにショックを受けています。「当然なんだろうけど電話もメールも既に拒否設定にされてた…」と。

そして、あれがいけなかったのか…、これこれこうしてあげていたら こんなことにはならなかったのか…、親子ほど年の離れた自分には、言いたいことも言えなかったということか…と振り返り、悔いています。

「退職代行サービス」というものの存在は、報道番組やネットニュースで見て知ってはいましたが、その利用は珍しくないのでしょうかね。
本人は「辞めたい気持ちを上司に伝えたところで辞めないように説得されてしまうだろう。煩わしいし気まずいし…、もう会社へは行かず誰とも話さず辞めてしまおう」…そんなふうに思うのでしょうか…。

友人は、「よほどのことがあったんじゃないか(だって、入社して直ぐ…というならまだわかるけれど既に2年目に入っていたし…)」とあれこれ考え、「不満や悩み事を抱えてたとしたら、気づけなくて申し訳なかった」と思っているそうです。
やはり、ひと言も話をしてもらえず去られてしまうのはキツいでしょうね、そういう間柄でしかなかったということか…と。

私もいろんなこと考えさせられた「22歳、退職代行を使って会社を辞める」の話でした。

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