BLOG

「ずっと気に懸けています」という言葉

*対面セッション休止のお知らせ*
来る東京オリンピックの開催期間を含む下記の期間、銀座での対面セッションは、原則お休みすることといたします。
その間はオンライン・セッションもしくはメール相談をご利用くださいますようお願いいたします。
ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。
【対面セッション休止期間: 7月21日(水)~8月15日(日)

 

私は、仕事の心掛けというか決め事の一つとして、「ひとつひとつのセッションに全力で臨んだら、終了後はそのお客様とのエネルギーのセパレーションを行う。それ以後はその方のことを考えない」を守るようにしています。
そのように決めて実践しているカウンセラー、セラピストは多いと思いますが、それは、それを徹底することが出来ないと、100%の状態、健やかでクリアな状態を保ちながら継続していくことが出来ないからです。これは、しっかり学んできているプロほど身に沁みていることかと思います。
セッション以外ではお客様のお話を一切聞かない、やりとりのメールに予め相談事を書いて寄越すことも断っている…という方もいますね。

私の場合は、お客様のためにも、自分のコンディションを保つためにも、そうした方がよいと思ってはいるのですが、完璧にはできません。
セッションの終了時にお客様に対して抱いた思いが、後になって繰り返し頭に浮かんで、それがなかなか拭えない…ということがあります。音沙汰の無くなったある方を思い出し、どうされているだろうか…と思ってしまうことも。
それはやはり、お別れするときにその方のその後を予感して、それが気懸かりとなってしまう場合です。

先日、2年ほどぶりに連絡をくださった方がありました。
なんとか元気にやっています、という現状報告と、ここに至るまでには…という「暗黒の期間」のお話が書かれていました。
東京から遠いところへ引越されてから、一度メールをいただいたときに、私は「ずっと気に懸けていた」のでそのことをお返事に書いたのですが、その方は、その後しんどくなると、私の書いた、その「ずっと気に懸けていますよ」のメッセージを思い出し、世の中に一人は自分のことを気に懸けてくれている人がいるんだ、と自分を慰めて励まして頑張ってきた、何かあれば、郷家さんならどう言うかな…と想像して乗り越えるようにした、とにかく(心の中で)一緒に居てもらった、とのことでした。

「ずっと気に懸けている」のはカウンセラーとしてはダメなわけですが、本当にそうだったのだから仕方ありません。
でもこんなふうに、思いを伝えたら受け取って大事に持っていてくれる…という やりとり は素直に嬉しく、そのことは私の心を温めます。
またそれはさらに、これからも私らしく精進しよう、という元気のもとにもなるんだということを思い、とても有難いことだと思いました。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP