BLOG

本題に入るまでの時間

*対面セッション休止のお知らせ*
東京オリンピックの開催期間を含む下記の期間、銀座での対面セッションは、原則お休みすることといたします。
その間はオンライン・セッションもしくはメール相談をご利用くださいますようお願いいたします。
ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。
【対面セッション休止期間: 7月21日(水)~8月15日(日)

「カウンセリングを申し込んでみたものの、何を相談したいのかハッキリわからない」
「いったい何から話せばいいのか…」
セッションの冒頭、そのように仰る方は少なくありません。

私の方は、せっかく作っていただいている機会なのだから…と思いますから、もちろん常に解決は探っています、”ただの雑談” のうちから…。
でも、問題が込み入り過ぎていたり、ご本人が(相談している割には!)核心へはまだ迫りたくないと思っていることがわかる場合は、外堀からいきます。後でご本人が、あの話は関係なかったかな?と思うとしても、セッション中に出てきたお話には、決して無関係も無駄もないからです。

かの河合隼雄先生も、「本当に大事な話が出て来るのがカウンセリング時間終了5分前、ということはよくある」とおっしゃっています。
もちろん私の方は、ご本人より先に “本題” に気づくことは多いわけですが、内心、あぁあと10分しかないなぁ、もう一度お話ししなくては…、と思いながらも「本題に入るまでの時間」を大事にします。

自分にとって、難しくて重くて大切なお話を、いきなりスラスラと語れるなんて、考えてみたらおかしいですね。

だから「話がまとまっていない」とか「明確に出来ない」とか、そういうことは気にせずに、気楽に、自由に、心に浮かんだことを話してみればいい、と思って、セッションは開始していただければ…と思います。

ひとつだけお伝えしておくと、できるだけ「このカウンセリングを使って、どうなりたいか」ということについては、ハッキリさせた上で臨まれるとよいと思います。
なんでもいいのです。「ただ話を聞いてもらって楽になりたい」でも「背中を押されたい」でも「たくさん質問してもらうことで自分の思いを明確にしたい」「自分では気づけずにいることがある気がするから聞いてみたい」でも。
また、その「希望」が変わったとしたら、その都度、何度でも、遠慮なく伝えてください。

どんなセッションになるにせよ、カウンセリングを受けてみよう、と思って申し込んだなら、その時点からじつは、必要な変化は起き始めているものです。
だから、どうぞ安心して、 “本題ではない気がする話”、”まとまっていない話” から、聞かせてください。

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP