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「べき」と言って怒るのでなく…

*「対面セッション休止」延長のお知らせ*
7月21日(水)より 銀座での対面セッションを休止しておりますが、新型コロナ感染症の流行状況を考慮し、引き続き「対面セッションは休止」とさせていただきます。
当面はオンライン・セッションもしくはメール相談をご利用ください。
再開を決めました際にはまたお知らせいたします。ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。
ご質問等ございましたら、お気軽にメールにてご連絡ください。

知人からこんな話を聞かされました。
異動先の支社に出社したら、自分の机と椅子が整えられていなかった、前の使用者の物がまだ残っていた…、そんなことがあったのでスタッフを叱りつけた、「これが新しく来た私への挨拶ですか。きちんと準備しておくべきではないですか。こんなことだからここの業績は…(云々かんぬん…)」と…。
話を聞いて想ったのは、新任の上司がやってくる日に席を整えておかないというのは、確かに “けしからん” 話かもしれませんが、だからってそんな言い方をせずに「片付けてもらえますか?」と言えばよかったのでは…?、その方が、赴任先のスタッフと気持ちよく仕事を始めることができたのでは…?ということでした。
その知人は、いつも「自分がどう扱われるか(大事にされるかどうか)」を気にしているところのある人なので、あぁ歓迎してもらえないと感じて怒ってしまったんだな…と思いました。

たとえば、夫が 大変な自分のサポートを思ったようにしてくれない、というとき、あるいは、恋人が 期待していたことをしてくれなかった、というときに「○○してくれたっていいじゃないの!」とか「あなたは△△なんだから、○○するべきだと思うけど?」などと言って責めてしまう…という人、いるでしょう。

気持ちは分かるのですが、そんなときは やはり、相手に対して「あなたは○○するべきだ!」と言って怒らない方がよいですね。
「怒っている人は困っている人」という言葉がありますがそのとおりで、あなたが怒ったのは、何かをしてもらえなくて困ってしまったとか、悲しかった、寂しかった、ということのはずなんです。

だから「べき!」と正論を言って怒るのでなく、「自分はこうしてほしかった」「してもらえなくて悲しかった」と素直な〈アイ (わたし)・メッセージ〉で思いを伝えるのがいいです。
その方が相手の心を緩め、開き、結果、伝えることが出来ますし(怒りを向けられたら人は閉じますよね)、
何よりも、”満たされなかった自分” “悲しかった自分” を自分が理解して、自分が味方をしてあげる、という大事なことになるからです。

 

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