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念願だった 京都・一乗寺の恵文社

*「対面セッション休止」延長のお知らせ*
7月21日(水)より 銀座での対面セッションを休止しておりますが、新型コロナ感染症の流行状況を考慮し、引き続き「対面セッションは休止」とさせていただきます。
当面はオンライン・セッションもしくはメール相談をご利用ください。
再開を決めました際にはまたお知らせいたします。ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。
ご質問等ございましたら、お気軽にメールにてご連絡ください。

先日、娘の結婚式のために関西へ行きましたが、式の前日、時間を取って京都を少し歩きました。
少しでも人の少ない碁盤の目の外へ行こうと思って地図を眺めていて思いついたのが、出町柳まで行って叡山電車に乗って…というコースだったのですが、「そうだ! 行こう行こうと思いながら、いつも行けずにいた『恵文社 一乗寺店』へ行ってみよう」と思い、念願の書店、恵文社さんへ。

恵文社は、おそらくどの京都のガイドブックにも載っている、また、京都の本好きさんなら誰でも知っている書店でしょう。
わくわくしながら訪ねたのですが、お店に足を踏み入れてすぐに「あ…どうしよう、長居してしまう(予定していた寺社を回る時間がなくなる)」と思いました。それくらい一瞬で「ここ、好きだ」と思ったのですが、実際、ゆっくりと店内の棚を見て歩いるうちに、幸福感でいっぱいになってしまいました。

あの人はさっき自転車で来た人、近所に住んでいるんだなぁ…、この人は芸術系の大学に通う学生さんかな…、などと思いながら、棚に並ぶ本に目をやり、興味を持って手に取り、戻すと、すぐそばにまた、興味を引く本があり…、そんなことが何度もあって、
そうか、ここの本のセレクトはスタッフさんのこだわりによるもの…ということは色々なものに書いてあるので知っていたけど、この棚づくり、並べ方の上手さは凄いなぁ…、どんどんハマっていく…、深まる…、だめだ楽しい……
そんなふうに感じながら、相当な時間、お店にいました。
そして、旅先なので自重しましたが、2冊購入してしまいました。あと数冊の読みたいと思った本は、帰宅後ネットで…ということにしました。

今は書店が次々閉店していますね。近所の小さな書店はもちろん、都内の大きな書店も。この間は、たまに行くスーパーの2階にあった本屋さんが100均になっていて、あぁ…ここも無くなったか…と。
本を買うのはもっぱらネット通販、ということになっていますが、今回、恵文社さんを訪ねてゆっくりと本を手に取るという時間をもって、「本に出会う」ってこういうことだよな、これはほんとに幸せなことだな…と思いました。

関西から帰って来て1週間以上経ちますが、あの空間を繰り返し思い出しています。また戻りたい…と思ってしまいます。
また是非訪ねたい、素敵なお店でした。

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