(この記事は、過去に別ブログに書いたものです。
ときどき、セッションの中で「エゴの働き」についてお話しすることがあるのですが、「エゴ」という言葉の意味・使い方が、心理学や精神世界の界隈では 一般 と少し異なっているため、理解しにくいかな?と思うので、ご参考までに再掲します。2017年12月、ExciteBlogに上げたものです。)
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「私はこんなふうになりたい」「これが必要だ」ということについて。
本当はみんな、自分がどうしたいか、何が欲しいのか、ちゃんと知ってます。
それが分からなくなって(分からない、ということにして)、つらい現実を体験しているけれど。
分かっているのに、どうして「出来ない」「無理だ」と思うのか・・・
「出来ない」「無理だ」と言っているのは、エゴ (※)です。
(※)エゴには「自己」という日本語が当てられていますが、今の自分、ニセの私、パターン のことです。日常では、我が儘や傲慢っぷりを指して言いますが、ここではそうではなく・・・
エゴって、動物としての生存機能とも言えます。
人間も動物、肉体を持った生き物ですから、飢え死にしないために外部に食物を求めなくてはならないですし、”脅威” を特定し、それを避けたり排除したりしなければならないわけですが、エゴというのは、その役目を担っています。
だから、エゴを嫌って排除しようとするのは違う。
ただ、エゴはそういう役割のもので、 “怖い” で出来ていますから、しょっちゅうネガティブな囁きをしてきたり、脅かしてきたりします。
「その挑戦、〇〇っていう条件が整ってからにしたら?」
「お金を貯めてから行動に移した方がいいのでは?」
「もうそのくらいでいいんじゃないか?」
「そんな夢を叶えられるのは、すごい才能がある人だけだよ」
「既に幸せだと思わないか?」
「やめとけやめとけ。チャンスはまたいつか来るって」
などなどなど・・・。
エゴも必死なのです。
過去のデータを参照しながら、思いつく限りのアイデアを繰り出してきます。
なんたって “安全第一”。
・・・でも、その声に説得されてしまうと、挑戦、革新、進化、成長・・・そんなものは望むことないかなって気になって、現状を合理化して「やっぱり私には無理」という結論に落ち着いてしまう(あ~安心♡)・・・
エゴの囁きに負けちゃうと 望む変化を起こせないですね。
じゃあ、どうしたらいいんでしょう・・・
エゴというのが、動物性であり、安全第一だから怖がらせてくるものである ということを理解して、
そして、エゴを怖がりな友達だと思って、
真の〈私〉が ポジティブなエネルギー、愛を送り続けて、信頼関係を築くことです。
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