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自分のことは全く褒めてなかった、と気づいた話

先日、お客様から子育てのお悩みを伺っていたときのことです。
そのお話は私にとって、とても身につまされるものだったので、ご相談に乗りつつ自身の記憶の保管場所が震動するのを感じました。
(あ…、これは後でゆっくり見てみよう…)と思ったので、その日の晩、自己ヒーリングの時間を取ってみました。

思い起こされたのは、もう今は30歳前後になっている2人の子どもたちが幼かった頃、それから彼らが中高生だった頃の様々な出来事と、その時々の自分自身の思いでした。

子育て中、私は恵まれた環境にあったと思うのですが、いま思うと、どうしてあんなに何から何まで一生懸命になって子どもに注いでいたんだろう…、たくさん笑っていたと思うし、実際楽しいこと、幸せを感じることに溢れてはいたと思うけれど、やっぱり必要以上に「頑張らなくちゃ」と思っていろいろ詰め込んでいたなぁ…と思います。
表面的な意識では「楽しもう」「私は幸せなのだ」と思っていましたが、じつはいろいろなことを不安に思い、しょっちゅう心細く感じ、泣きたいこともあったのに泣かずに隠して孤独になっていた…、そんなことが思い出されました。

これは自分が、小さい頃から「安心している」ということが出来なかったせいで、育ちゆく子どもたちのことも、安心し信頼して見ている…ということが難しかった、ということと、
弱音を吐く、泣き言を言う…みたいなことに慣れていなかった…というか、そういうことを自分に対して許していなかったからです。

でも、今なら言ってあげられるわけです。
ほんとに頑張ってたよね、細やかに、心を込めて、端正な日々を送ってたよね。
子どもたちは大丈夫、持って生まれているものが損なわれないよう、大切に、ただただ「可愛いなぁ」「成長ってすごいもんだなぁ」って見ていてあげればいいよ。
「わからない」「できない」「やりたくない」っていう思いは、そのまま素直に表現してしまっていいよ。
・・・そんなふうに言ってあげたい、そう思いました。

子どもたちのことは「褒めて育てる」を自分に課していたと思いますが、自分のことは、ちっとも褒めてやることなく、ダメ出しばかりして責めたり裁いたり…、酷なことしてたなぁと思いました。あれじゃあ可哀相…(笑)

というわけで、じっくり時間をとって、若かった自分に会いに行って話をする、というワークをしてみた次第です。

「インナーチャイルド・ヒーリング」というと、”幼児期の私” を対象にすることがほとんどですけれど、今回は、癒す対象は子ども時代の自分だけではなくて、”子ども時代の傷つきを癒せていないのに母親になってしまった、若かった私” でした。

その後、ますます元気な私なので、なかなかのヒーリング効果があったのだと思います。
“小さな私” だけでなく、”若かった自分” に会いに行って、慰めや共感や称賛を送ってあげる…というのも よいものだな、と思いましたので、ご紹介しました。

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