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話し合いができる人か

私の恋人は「話し合い」ができない人だ、という訴えを聞くことがありますが、そのように言う人もじつは、話し合いのできない人である、ということは多いです。

どうして「私の相手は話し合いのできない人だ」と言う人もまた “話し合いのできない人” であるかというと、話し合うことのできる人は、初めから話し合うことができる人を選ぶものだし、交際を始めたものの、この人は話し合いのできない人なんだな…と分かったら、付き合い続けることはしないからです。

この人は話し合いができない人だ。そうであれば、そのことを問題にする(そのことについて愚痴や文句を言ったり、相手を変えようとする)より、自分はそのことが嫌なのに、なぜ離れられないんだろう…、と考えることの方が大事です。

話し合いができない、というのは、自分にとっての大事な事柄を、恋人が大切に扱ってくれない、ということでもあります。
自分は大切にしてもらえていない、もしくは、その相手が、自分の恋人も含め誰とも、ちゃんと向き合って話をして問題を共有し解決していく…ということのできないレベルの、未熟な人だということです。

これは、他人から「そんな人とは別れるべきだよ」などと言われて、納得できていないのにしぶしぶ別れたところでだめでしょうね、きっと我慢できなくなってよりを戻したり、似たような人と付き合い出したりすることでしょう。

だから、気が済むまでやり尽くす、のも、ありかもしれません。
ただし、その時々に出会って付き合っている相手というのはあくまでも、自分を映しているものだし、課題を見せているものだし、あなたの傷のカタチ凹にピタリとハマる凸を持った人なのだ、ということを忘れずにいることですね。

話し合いができるって、やっぱりいいですし、大切に思う人からは大切にされるのが、やっぱりいい。だから、いつかはそういう関係でいられる人と縁を持てる自分になろうって思っていてほしいと思います。

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