人は、体が成長して今まで着ていた服が合わなくなり着られなくなるように、心が成長して、今まで仲良く付き合ってきた友達や恋人が、もう自分に合わなくなってしまう…ということがあります。
そういうときというのは、別に喧嘩をしたとか嫌なことがあったとかいうことではないのに、以前のように楽しくないとか、その人と過ごす時間を他の事に充てたいとか思ってしまう…。
そんなふうには感じないとしても、会ったり話したりした後なんとなく疲れるとか、あるいは “何故か” 連絡や会う約束が行き違ってうまくいかないとか…、そんなことになります。
会いたい、話したい、一緒に居たい、と思わなくなってしまう…というのは、長くつきあってきた人であれば特に、そう思ってしまう自分をなんとなく嫌だなぁと感じたり、気のせいかなと思うことにしたり、「もう違ってしまった」ということを認められない、というのは尤もなことです。
でも、そんなときは、今までの時間、今までの関係への感謝は感謝として、自分の違和感、自分の変化を否定することなく尊重してよいのです。ちらっとでも感じた “もう違うんだな…” はきっと、無かったことにならないはず、いずれはっきりしてくるはず、一緒に居られなくなるはずなのです。
寂しいとか申し訳ないとか思うかもしれませんが、仕方のないこと。あなたはあなたで、相手は相手で、それぞれに変化・成長をしていきます。そこがいちばん大切なところです。
それぞれに変化・成長するときに、一旦分かれ分かれになったとしても、縁のある人とは必ずまた繋がります。
そのときは、これまでより より強くて豊かな関係の始まりになると思います。
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