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そんなふうでいいのか?

認知症ではありますが、毎日元気にデイサービスに通っていた母。
先週、デイサービスのスタッフさんから「初めてのことですが お昼ご飯に手を付けず、しんどそうにしていました。病院で診てもらうといいかも」と連絡をもらいました。生気が感じられないし悪心もあるようだったので、先ずは…と、かかりつけ医 に連れていったのですが・・・

まー、そのドクター、絶句してしまうくらい診る力、診る気が感じられず、「どうしたんでしょうねぇ」と言ってモゾモゾしているので、あぁ…(ダメだこりゃ)と連れていったことを後悔しました。
数年前、結果的には心房細動で入院した際にも、気分が悪いと言っているのを心臓のせいと見抜けず胃薬を出し、頭痛と胸の苦しさを訴えたのに(それも心臓のせいでした)風邪薬を出した…ということがあったドクターなので、今回もまた…?という予感はありましたが、やっぱり「食あたり」「夏バテ」を口にするのでした。
ただ、地域の大きな病院へ連れていくために紹介状を書いてもらいたかったので、心臓を診てほしい旨伝えて、書いてもらいました。ということで よし としました。

で、紹介状を持ってそこから向かった市立の総合病院。
今はコロナへの対応もあるでしょうから、病院全体としては相当大変で疲弊しているところはあるかとは思うのですが、まずは受付の女性たち、そして循環器内科の担当してくれた先生…、もうほんとに、感じは悪く つっけんどんで、手も遅くノロノロと…。あぁ仕事がつまらないんだな、嫌なんだな、ということが伝わって来て、なんだか萎えてしまいました。
いちいちの溜め息や半笑いや憮然とした顔に、86歳の年寄りを連れてきちゃってすみません…という気持ちになってしまいました。

私の主人は、医者ではありませんが長く創薬に携わって来ていて、特に循環器が専門なので、どういうことが母に起きているのか、どんなことを調べてどう診断をつけていくのが正しいのか、その辺、おそらく未熟な医者より余程わかっています(たぶん合っている)。
だから、今回のその若い医者についても「経験が浅いんだろうなぁ」「このデータの値を見落としてるんだろうなぁ」と言い、PCから目を離さず患者である母を一瞥もせずに診察を終えたことや、結局ハッキリとは診断をつけられず、それじゃあ、母の今の辛い症状はどうすればよいか、についてひと言も口にしなかったことについて、主人はガッカリして呆れ、怒ってくれたことで少しだけ、私の腹立ちを鎮めてくれました。

しかし…、とりあえず、あの感じの悪い受付スタッフにも、あの若い医者にも、プロとして自分の仕事を全うしようという心構えはないんだろうか、絞り出せる親切な心や優しさはないんだろうか、どうせやるなら気持ち入れてやったらいいのに…と思いました。

「やってらんない」が滲み出てしまっている…というのはね、こちらも辛くなります。
そして、もし毎日 仕方なくやっているのだとしたら、そんなふうでいいの?と思います。

そんなわけで、2人の医者に「分からない」と言われ、治療を施されたわけではない母は、今日も依然、胸の苦しさを訴えて、しんどそうに横になっていますが、
母よ、今のところ仕方がないよ、老衰ということで、その状態 受け入れておくれ、という気持ちで見守っています。

 

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