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停滞期

いつもと変わらず真面目に頑張っているつもりなのに、なんだか何事もうまくいかない、まるで複雑な迷路にはまってしまっているようだ、腰下が重い泥水に浸かっているようだが抜け出せない、燃料切れを起こしそうだ・・・。
そんなご相談があります。少なくありません。

辛いですね。辛いから早く抜け出そうと足掻くわけですが、一向に出口に近づいている感じがしないし、苛立ちと疲労感が増すばかり・・・ということでしょう。

振り返れば私にも、そんな時期というのがありました。何度も、です。
でも、後から思えば・・・ということではありますが、そういう時期というのも実は必要なのですね。
そういう時期をどう捉え どう使うか、それ次第でその後が変わりますから、そこは割り切って開き直って、堂々と停滞するのがよいと思います。
“しょうがない” からではなくて、その方がよいのだ、そんな時期なのだ、と自分に言って聞かせて。

前進、進展が いつも緩やかです、よく分かりません(苦笑)、という人には大きな「停滞期」というのもないかもしれません。ハッキリと停滞期に入っていると感じる人は、それまで休まず走っていた人、休まず歩いていた人でしょう。
速度を落とそう、一旦休もう、心身のメンテナンスやエネルギーの充填に時間を充てよう、そう思ったらよいと思います。再び加速して進んでいく時のために。

「停滞期」を自覚できている人は大丈夫。そんな時期は認めない、私の辞書に無い、などという人には、結構キツめのお知らせや事件(たとえば怪我や病気)が起こって、立ち止まったり引きかえしたりをせざるを得なくなるものです。それは、見えない世界であなたを見守っている存在(ガイドたち)が、強制的にあなたを休ませようとして・・・と言えるわけですが、できれば自分で気づいて自分の意思で休みたいものです。

というわけで、人生に何度も訪れる停滞期は、階段を上っている時に ひと休みできる「踊り場」みたいなものだと思って、その先を展望したりしながら存分に休憩するのがよいと思います。

 

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