先週後半から、奈良へ行ってきました。
友人と二人で、のんびりと寺社めぐり…という旅でした。
京都と違って、奈良は車でないと移動が大変ですね。レンタカーを借りて、私は何度か訪ねたことがある所も含めて幾つかの寺社を回りました。
連休だったし晴天だったし七五三のお祝いの方も多かったし…で、特に奈良公園の周辺は、相当な人出でしたから、有名な所はなるべく避けて…と考えたのですが、結局は “混雑した奈良” も体験せざるを得ませんでした。
私も友人も、人混みが苦手なので、小まめにエネルギーを整えながら、休み休みいきました(お婆さんか…)。
混んだ所はイヤと言っても、興福寺の阿修羅像(仏像界のスーパースターと言われていますね)に会わないわけにはいかないので、混雑を承知でいきましたが、思ったほど混んでいませんでした。
もう何度見ているか分かりませんが(興福寺でも東京などの美術展でも…)、やっぱり美しかったです。なかなかの時間、見入っていました。
今回は、新薬師寺、當麻寺、橿原神宮、大神神社、聖林寺、長谷寺…といった所を巡りました。
友人も私も、惹かれるのはどうやら「曼荼羅」「密教」「最古」みたいなものなのだなぁと今回思いましたが、奈良は本当に私たちがミゾミゾしてしまうものに溢れていました。
展示されていた作品に添えられている説明文を読むと、「白鳳時代」のものだと書いてあり、「そうか、この国宝は白鳳時代の作品なのか…。なんという古さなんだろう…」と感動するのですが、その後、鎌倉時代の作品を見た時に「これはなかなか新しいものなんだな…」って錯覚してしまう(新しくないんだけどね)。それほど「いにしえ」でいっぱいの奈良でした。
そういう千年以上も前から 人が大切に守って継いできたもの・・・、その一端に触れると、やっぱり意識が、時間をひゅーっと旅したりします。
「旅先で、旅」。こういうのはちょっと贅沢で豊かな体験です、私にとっては。
気の置けない友と出た旅で、勝手に意識を飛ばしたり戻したり・・・。楽しかったです。
近頃、家族のあれこれもあって、自分に自由気ままを許していなかったので、思い切って出掛けてよかったです。
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