そんなこと当たり前でしょう、と思うかもしれない。
逆に、そんなことを問うたところで仕方がない、そうそう上手くいくもんじゃないよ、と思うかもしれない。

でも、生活が、人生が、気に入らない、つまらない、つらい、虚しい、という状態を脱したいと思うなら、”いちいち” “小まめに” “ちゃんと” 「いま選んでいるこれは、自分の好きなもの、好きなことなんだろうか」ということを、自分に訊いてほしいと思います。
自分に訊いて、もし違うという答えが返ってきたら、それをやめて、好きなものを選び直す習慣を、身に付けねばならないと思います。

自分は本当にこれを食べたいんだろうか･･･
自分はこの服をいいと思ってるんだろうか･･･
自分はこの人と一緒に居たいんだろうか･･･
休日のこの過ごし方はお気に入りと言えるだろうか･･･

そういう一つ一つです。

いまよりも少しだけ強くなって、「これがいいね」「よかったよね」と自分に言ってあげられるようになると、ささやかなレベルですけど確実に、自分が自分でよかったなぁと、幸せだなぁと、思えるようになります。

とにかく、そんなの出来てるよ、と高をくくらず、そんなの無理だよ、と諦めず、自分がほんとに好きなものを選びましょう。嫌だなぁと思うことは拒否しましょう。

好きなもの、気持ちの良いことを自分に供給してあげることの効果は、ものすごく大きいですよ。結構多くの人たちが蔑ろにしていますけれどね。