「自分に自信が持てない」という方のお話を伺っているとつくづく、その理由はご本人が思っているようなもの（能力が足りない、努力が足りない、というようなこと）ではない、と感じます。

そういうことではなく、「自分に自信が持てない」理由の大きなものは、「幼い頃からいつも いい子 でいたから」「いい子でいないと自分は愛されない、と思い込んだから」ということです。

いい子は、自分の気持ちや意思を抑えたり捨ててしまったりしてでも、親に喜ばれることをしようとします。
本当の自分を表現することで自分が嫌われることを強く怖れているからです。

そうして、他人にどう見られるか、どう思われるか、ということによって自分の振舞いを決め続けているうちに、自分を見失います。
自分は何が好きだとか、何がしたいだとか、そんなことは考えもしません。

そうして自分を見失い、自分が分からなくなり、自信をなくしていったはずなのです。

「自分に自信を持ちたい」そう思うなら、そのことを振り返ってみましょう。きっと思い当たることでしょう。
そうしたら、生存戦略として相手に喜ばれることばかりをしてきた自分を、理解し、ねぎらってほしいと思います。

それができたらその次は、「これからはそうではなく、自分の気持ち、自分の自由な意思によって生きていく」そう決めて、自分への優しい声掛け・インタビュー、小さな選択と行動を、ひとつひとつ練習をしていくことです。

サポートしますのでご相談ください。