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「奇跡みたいな日々」

アメリカ・ミシガン州に住むジョンソン・祥子さん。「Maru in Michigan」という有名な柴犬ブログをやっていらした方ですが、ご存じですか?
米国人男性との結婚を機に渡米、ご主人と息子の一茶くん、そして柴犬・マルちゃんと暮らしてらっしゃいました。私は10年以上前から祥子さんのブログが好きで読んでいて、出版された写真集2冊『ことばはいらない』『ぼくのともだち』は、どちらも持っています。
最近はInstagramで、12歳になった一茶くん(ブログで出会ったときは可愛い赤ちゃんだったのに、もうお年頃)、そしてシニアになったマルちゃんの日々を更新されていたので、毎日楽しみに見ていたのですが・・・。

その柴犬マルちゃんが先週、突然 亡くなったというお知らせが飛び込んできました。
ベッドに入ってから見たものですから驚いて飛び起きて、お知らせの内容を何度も何度も読み返し、その朝は可愛いお顔の「おはよう」と、気持ちの良さそうなお昼寝の姿の記事を見たばかりだったので、なんということ・・・と絶句してしまいました。

私は祥子さんの撮る写真と書く文章が大好きです。
写真と文章を通して感じ取ってきた、彼女のセンス、聡明さ、愛の大きさ、ユーモア、そしてとても高い精神性を、私はとても好きで、信頼しています。
だから、突然 愛犬マルちゃんを失う経験をされた祥子さんが、第一報では「また更新します」と書いていたけれど、この後どんな内容をアップしていくのだろう・・・と思い、私はこの1週間、毎日更新通知が来るのを気に掛けて過ごし、届くと 少し緊張しながら開き、そして丁寧に読みました。

マルちゃんが亡くなって今日で1週間、ほぼ毎日 上げられた写真と文章に、私は改めて、祥子さんは本当に凄い方だなと思い、唸っています。
そして読ませてもらう度に、これが祥子さんの「世界」、祥子さんの「人生」なんだなぁと思い、悲しい寂しい内容なんだけど、ひたすらその尊さに静かに心を打たれています。

祥子さんご自身が4日前の記事に書いてらっしゃるのですが、今はマルちゃんを失くした「哀しみのどん底」にはあるけれど、マルちゃんがどれだけ素晴らしかったか、家族がマルちゃんをどれだけ愛していたかを表現していくことが、祥子さんにとっての「ヒーリングプロセス」になると思う、ということをおっしゃっています。
私は、多くのフォロワーさんと一緒に、そのプロセスの一端を、発信される記事によって見せてもらうことになるのだなぁと思っています。
その高波動な文章と写真(感じる人は感じると思いますが、ありきたりの弔意や慰めは響かない高い次元にありますね…)の、静かなエネルギーを受け取っています。

12日かな?の記事に、毎年季節ごとに家族写真を撮るお庭の大きな木のことが書かれていました。
その木の下で撮られる写真、これまでに何枚も見てきましたが、今年の冬の写真は、撮ることにしていた1日前にマルちゃんは天国へ駆けていってしまった、とありました。
そして、先延ばししすぎたことの「後悔のような感情」もあるけれど、「不思議と清々しい気持ち」もしている、とあったのですが、読んでいくとそれは、自分には「こんなに沢山の奇跡みたいな日々があったじゃないかと、感謝の気持ちの方が大きくなるときがきっとくる」からだ、と書かれていました。

「奇跡みたいな日々」「感謝の気持ち」・・・というフレーズに、涙が溢れました。
祥子さんは既に、そういう捉え方になっているのか、凄いな・・・と感動してしまった。

その記事を読んで以来、私にも繰り返し、私自身の人生にあった「奇跡みたいな日々」の画像が 次々とありありと やってきているのですが、それは、高い所から放たれている祥子さんの癒しのエネルギーを、私も受け取っている証しなのだろうと思います。

 

 

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